震災で混乱する中、貴重な情報源となりえたラジオ。
そしてラジオが聞きにくいエリアのために、首都圏および関西圏のみ聞く事の出来るradiko.jpを、エリア全国開放することで、被災地にも首都圏のラジオ番組を提供することを可能となった。
4月に入ってこのエリア規制は再び元に戻されたが、今度は逆の発想による試みが始まった。
radiko.jp 復興支援プロジェクト
これは、震災の被害を受けた被災地の地元ラジオ局の番組を、radiko.jpのインフラを使うことによりインターネット経由で日本全国に発信しようという試みだ。
つまり、東京にいながら、東北のラジオ局の番組をクリアな音声で聞くことができることを意味する。
すでに首都圏の人々の関心は被災地から離れ、原発の成り行きについても興味がだんだん薄れてきているという、人のウワサも75日・・・すら持続しない体たらくなわけだが、現地からの生の情報をこうして全国に向けて発信する試みが、人々の興味を被災地に繋ぎとめておくには有効だと思うわけだ。
また、地元のラジオ局がどれだけ現地の人々のために情報を発信しているのか?ということを実際に聞くことも大切だ。
ラジオに限らず、地元に密着して情報を伝えるメディアの存在意義を確認することができるだろうから。
もちろん、現地の人たちだって、クリアな音声で各局の放送が聞けるのだから、これは地元にとってもメリットが大きいことも付け加えておく。
復興プロジェクトで聴取が可能になるのは以下の放送局。
■岩手県
アイビーシー岩手放送(5月中旬スタート)
エフエム岩手
■宮城県
東北放送(5月中旬スタート)
エフエム仙台
■福島県
ラジオ福島
エフエム福島
■茨城県
茨城放送(5月中旬スタート)
この記事へのコメント