やる気のない方の任天堂の新製品

やる気のある任天堂とやる気のない任天堂。
どうも最近、この2つを感じることがある。
例えば、目標を400万台と設定したにも関わらず、未だに50万台程度しか売れておらずすっかりやる気をなくしているゲームボーイmicroとか。
そして世間の期待とは裏腹に、発表された内容に肩透かしを食ったこんな製品とか。

ニンテンドーDSで手軽にブラウジング! DSブラウザーは7月24日に発売!

記事にあるように、NintendoDS用WebブラウザにはFlashや動画の再生機能は搭載されていない。
ポジション的には、ケータイのフルブラウザでは使いにくく、かといってVGAクラスの情報端末(W-ZERO3など)を買えない層にとって、ドンピシャの位置を狙えたはずなのに…

というのはユーザからの見方。

アドビがこの辺の技術供与を怠ったとは思えず、任天堂としては、Flashなどが使えることによるリスクを避けたと考えるのが妥当ってことだろう。
NintendoDSはあくまでゲーム機であって、ゲームに関係しないことにはあまり積極的に関与したくないんだろう。

例えば、Webブラウザを提供することにより必ず危惧されるのが、子どもが不適切なサイトを覗きに行くリスクをどうやって回避するか、ということなのだが、従来の任天堂だったら自前でフィルタリングの環境を整えてきたはずだ。
しかし、今回はiフィルターで(おいらには)お馴染みのデジタルアーツがフィルタリングサービスを有償で提供するという。

デジタルアーツ、ニンテンドーDS向けのWebコンテンツフィルタサービスを提供

また、販売方法についてもネット専売ということから、本気で普及させるつもりはないことが見て取れる。
小売店でも販売するとなると、本格的なセキュリティ対策、有害コンテンツ対策が求められることもあり、それらはリスクであって任天堂の本業にとっては負担でしかないという判断なのだろう。
つまり、DS用Webブラウザは任天堂にとってはあまり興味がなく、要望があるからとりあえず出しました的商品になるということか。
同種の製品としてプレイやん(現在はPLAY-YAN micro)というMP3&ムービープレイが可能な周辺機器を販売しているが、これも競合製品(PSP)潰しの色合いが濃く、あまり積極的に売る気はないようだ。
まぁ、積極的に売ったとして、売れるとは限らないからネット専売にしているということでもあるのだが。


可能性を秘めている部分だっただけに、ここで一歩引いた戦略が今後どう出るか。
あくまでゲーム機として突き進んでいくという方針はまったくブレてない。
ただ、ブレてないだけに幅を狭めてしまっているような気がしないでもない。
幅広い世代のことを考えて、全体をコントロールしなければならない。
売れるということはこういうことなのか。
 
 
 
 

この記事へのコメント

  • 膝枕でウェブ・サーフィン(死語)

    一瞬買おうと思ったんだけど、使い道が無いことに気付いた。
    だって、家でWeb見るんだったらパソコン使った方が見やすいし、外で使うにしても、無線LAN(ex.FREESPOT)とかがないと使えないでしょ?
    だったらケイタイのほうが使いやすいし。
    サターンの拡張メモリパックのような機能でもあるんだろうか?
    2006年06月27日 18:44

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