
オフィスの友。
っていうよりコーヒージャンキーの最高のエサでもある国太桜の1杯19円ドリップコーヒー。
先日注文した分が届いたので、社内で欲しい人と分け合って手元に4袋残った。
これで1ヶ月は戦える。ふふふ。
さて、この1杯19円コーヒーであるが、実は今年に入って世界的にコーヒー豆の価格が高騰しているため、今後もこの価格で商品を出し続けることができるのだろうか?と疑問に思ったため、製造元の国太桜に問い合わせをしてみた。
そしたらまぁ、なんというか熱いメールが帰ってきてこちらがビックリした。
ってことで、なぜおいらがこの商品を推すのか、以下その文面を掲載することにする。
(メールは震災前にもらったものなので、現状は不明だがきっと国太桜なら頑張ってくれるだろう)
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いつも弊社商品をご愛用くださいまして誠にありがとうございます。
この度はお忙しい中お問い合わせくださいましてありがとうございました。
また、ご回答が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
「1杯19円アロマ20」をお気に召していただき誠にありがとうございます。
本商品は、おいしいコーヒーを多くのお客様にたくさんご利用いただくために企画いたしました。
「1杯19円」という価格は、はじめてご利用になるお客様に対しても、またご利用頻度の高いお客様に対しても、値ごろ感が感じられるものと思います。
ですが、安かろう悪かろうでは、長くご利用いただけません。
コーヒー豆は各産地から直輸入した最高級グレードを使用し、主にストレートでおいしくお召し上がりいただけるよう、産地特性を活かした焙煎度合いにしております。
中略。
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以上の理由から、よりよい品質をお求めやすい価格で実現しております。
また、さらなる企業努力を重ねて、当面の間は「1杯19円」を継続し、値上げの予定はございません。
この度は有りがたいお問い合わせを頂きまして誠にありがとうございました。
また、長文にわたりご説明しましたことをお詫び申し上げます。
当社の経営理念である「消費者尊重・顧客第一主義」により、お客様にご満足いただける商品供給に努めてまいります。
どうか引き続き弊社商品をご愛用いただけますようお願い申し上げます。
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ちょっと気軽に質問のメールを送っただけなのに、に超本気で回答してくる国太桜の品質管理担当さん、不器用っぽい感じだけどその誠実さに惚れたぜ。
そんなわけで、上記中略した「1杯19円コーヒー」の特徴は以下からどうぞ。
きっとこの商品に国太桜が込めた熱い思いを感じ取ってもらえるだろう。
ちょっとだけ暑苦しいけどw
<<<当社の「1杯19円アロマ20」が安くておいしい理由>>>
■個包装を廃止し、省資源を実現しました
従来、簡易抽出型ドリップコーヒーは、コーヒーバッグの個包装が一般的でした。
「1杯19円アロマ20」は、この個包装を廃止いたしました。
消費頻度の高いお客様や、職場等でご利用になるお客様からの声で、個包装がゴミになるというご意見にもとづいたものです。
コーヒー豆は酸化により品質が劣化しますので、本商品も開封と同時に品質劣化がはじまります。
保管はご家庭にある密閉容器等をご利用いただくかわりに、高品質のまま価格をお安くいたしました。
本商品は職場や個人事業主様のご利用が多くいらっしゃいます。
ご利用頻度の高いお客様であれば、密閉容器等を利用すれば、品質が大きく劣化する前にご利用いただけるものと考えております。
■常に製造コストを下げる改善を行っています
人件費、包装資材のコストダウン改善を常に行っております。
製造の自動化を段階的に行っており、現在では人件費が企画当初と比較しておよそ1/2になっています。
大きな設備投資以外にも、作業効率を上げるための現場レベルでの改善は常に行われています。
■原料は海外から直輸入しています
原料は海外から直接輸入しております。
商社等を通じて仕入れておりませんので、その分のコストが発生しません。
直輸入するためには、ある程度の販売量がないと仕入れ過剰になってしまいます。
おかげさまで「1杯19円アロマ20」の出荷量は年々伸びており、安定した仕入れを行っております。
また、仕入れ担当者が現地を確認し、品質を保証した上で仕入れを行っております。
取扱量が増えても、品質管理には万全を期しております。
■当社は緑茶を主力とした嗜好品メーカーですので、コーヒーはサービス価格で提供しています
当社はもともと緑茶の製造卸から始まりました。
平成元年、コーヒー豆輸入自由化にともない、嗜好品メーカーとしてコーヒー事業に乗り出しました。
新規で参入するためには、競合大手他社との差別化が必要です。
そこで、圧倒的な品質と価格を実現することで、よりよい商品を供給できるよう取り組みました。
緑茶が事業の主体ですので、コーヒー事業では多くの利益を設定せずに、お安く提供しようと考えました。
コーヒー事業が主体のメーカーは、当然のことながらコーヒー事業で利益を確保しなければなりません。
コーヒー商品は、①焙煎、②粉砕&製造、といった工程を経て商品化されます。
コーヒー事業主体のメーカーは、「焙煎豆売り」という事業があるため、通常、①と②それぞれに利益を設けています。
当社は販売経路を量販店に絞っておりますので、「焙煎豆売り」事業がございません。
そのため、利益は②に対してのみ設定しております。
この利益も緑茶事業主体のため、多くの利益は設定しておりません。
このため、おいしくてお求めやすい「1杯19円アロマ20」が実現しました。
■アフターブレンドでおいしさが活きています
当社は各産地の豆ごとに焙煎を行い、その後ブレンドを行っております。
コーヒー豆は産地やグレードごとにサイズや成分が大きく異なります。
従来はブレンドしてから焙煎することが一般的でした。
ですが、これでは焙煎ムラが発生し、味や香りを安定させることができません。
緑茶も産地や摘採時期によって、茶葉の形状や水分含有量が大きくことなります。
このため、産地摘採時期によって加工を行います。
さらに、同じ産地摘採時期でも、形状の大小に選別した上で加工を行っております。
当社はこの「お茶屋の常識」をコーヒー焙煎に初めて活かしました。
現在ではアフターブレンド製法は一般的になりつつあります。
当社はコーヒー事業を手掛けた平成元年からアフターブレンド製法を確立しています。
■セラミック遠赤焙煎で安定した品質を再現することができます
平成21年にセラミック焙煎釜を導入いたしました。
セラミック焙煎釜による遠赤外線効果で、コーヒー豆の芯からふっくら焼き上げることができます。
文字どおり豆の芯が広がるのですが、この中には香り成分が閉じ込められています。
セラミック焙煎釜の導入により、さらに香り高く仕上げることができました。
コーヒー豆は天産品であり、焙煎粉砕といった加工度合いの低い商品群です。
このため、産地や摘採時期、または摘採年度や輸入ロットによって品質にバラつきがございます。
これを安定させるために、コンピュータ制御による90種類の焼き加減を設定しております。
おいしさを安定的にお届けするため、常に改善と設備投資を行っております。
■実用新案取得、当社オリジナルの使い勝手のよいコーヒーバッグ
「1杯19円アロマ20」のコーヒーバッグの形状は当社オリジナルで、実用新案を取得しております。
・持ち手がすべらない羽型のフック
・やけど防止の大型フック
・注ぎ口が狭くならない切り込みグリップ
・蒸らし時間と抽出時間を両立したフィルター
これらの特長の中には、お客様からのお声で改善したものも含まれています。
他社のコーヒーバッグと比較していただけると、使い勝手の良さを実感いただけるものと思います。
この記事へのコメント
おおき
海鮮丼太郎
それは知らなかった。
ローソンとユータカラヤ以外で売ってるところを見たことがなかったんですが、どちらもずっと品切れが続いてましてねぇ。
この情報は助かります。
ゆうすけ
自動車関係のニュースを紹介するブログをしております。よろしくお願いします。
キーコーヒーというと、ブルックスがおなじみですが、国太楼は初めて聞きました。
それにしても、担当者さんからのメール、ほんとに「熱い」ですね。仕事に真正面から取り組む、プロフェッショナルという感じがします。