Parallels Desktop for Mac 今なら$49.99
切り替えて使うんじゃなくて、同時に使う。
Intel Macの登場で誰もが待ちかねていた環境がいよいよ現実のものになってきた。
昔からMacintosh上でIntelプラットフォーム(Windows)の同時利用のニーズはあるにはあったのだが、ストレスなく実行できる環境からはほど遠かった。
当時、メディアビジョンとうちの会社で、米ConnectixのVirtual PCの販売をしていたのだが、最新のPowerMacを以ってしても、その上でストレスなく走らせるOSはWindows98/Meあたりが限界で、Windows2000やXPに至っては、何かのギャグかと思わせるほどのレスポンスの悪さだった。
それもそのはず。エミュレーションされていたのはCPUがPentiumII相当、ビデオチップはS3のTrio 32/64 PCIといったあたりで、この辺でどれぐらいのパフォーマンスかは察して知るべしってなもんで。
しかし、それでも当時はクリエイティブ関連の業務に携わる連中が、制作したWebページがWindowsとMacでどのように表示されるのかという純粋な検証目的や、テスト環境としてVirtual PCによる仮想OS上でプログラムの実行テストを行っていたりしたもんだ。
そして、時代はだんだんと不純な方向へと進み、
「iMacユーザなんだけどWindowsのエロゲーがやりたい」とか、
「JRAの馬券を買うソフトを使いたい」、
「Windowsのフライトシミュレータは動くのか?」
といった問い合わせが増えるようになってきた。
主に画面表示が遅いという指摘を受け続けるもVirtual PCの技術的な改善が進まぬまま、Windowsはどんどん肥大化していった。
そして、ConnectixはMicrosoftに買収され、おいら達は販売から手を引いた。
その後も地味にバージョンアップが繰り替えされてはいるものの、これだけマシンが安く小型化している環境と、Macintosh側がWindowsに近寄りつつある状況にその役割は終えたものと認識していた。
ただ、ハードウェア的な親和性が高まり、ソフトウェアでのエミュレーションの必要性が減れば減るほど、パフォーマンスの向上は期待ができる。
Parallels Desktopが同じ回路を2つのOSでどのようにシェアしているのか、その仕組みが気になるところだが、MacOS X ⇔ WinXP の互いのデスクトップ上からファイルをほいほいとドラッグ&ドロップできる快感は、この手のパラレル環境のなせる業であり、とっても魅力的。
久しぶりにベンチマーク厨の活躍が楽しみになってきた。
しかしまぁ、今のご時世だとこれまたゲームとWinnyといったファイル共有ソフトのニーズが高いことは容易に想像がつくなぁ。
で、お前はIntel Macを買うのかって?
とりあえず、PowerMac G5の元を取るのにあと3年は掛かるので、それまではいいとします。
この記事へのコメント
デンジン
Intel嫌いMac嫌いな私ですが、IntelMac/CoreDuoの路線はちょっと好感を持ち始めてきつつあります。
いや、騙されちゃいかん!
海鮮丼太郎
MacOS Xって、そんなに使いやすいとは思わないし、現行のマウスについてはまったく評価してないし。
でも、Macでなきゃ出来ないことっていうのも確かにあるんですよね。
基本はWindowsで、Macならではという部分をちょっとやりたいという時の選択肢として、IntelMacはかなり魅力的ではないかと思うわけで。
ほらほら、不思議と欲しくなってくるでしょ?w