NintendoDSのテトリスは、犯罪的なゲームだ。
つまらないという意味ではない。
むしろおもしろすぎて、他のゲームをやる時間がなくなるほどだ。
いや、違うな。他のゲームをやる時間がなくなるんじゃなくて、本来やらなければいけない時間を削ってまで遊んでしまう、というところが犯罪的だ。
テトリスは、常習性が極めて高い。
テトリスは、自制心を失わせる。
テトリスは、時間感覚を失わせる。
テトリスは、想像力を駆使することを放棄させる。
テトリスは、時に友達関係を気まずくさせる。
テトリスは、何か新しい発見をもたらしてはくれない。
テトリスは、オンライン対戦を始めると終わらせられなくなる。
テトリスは、・・・
散々語りつくされたことだが、テトリスは単純なルールゆえに想像力を駆使することも、感動的なビジュアルもストーリーも存在しない。
そこにあるのは、4列消しの快感をひたすら追い求めて死んだような目をしながらブロックを落とす殺伐とした姿だ。
そして、嫌がらせのように耳に残るスーパーマリオのテーマ曲。
我思う。
ゲームに割く時間が一定ならば、テトリスに興じるよりFF12やマザー3といった最新のゲームに時間を割くべきなのではないか、と。
その方が得られる体験も段違いだし、ゲームに対する視野も大きく広がることだろうに。
しかし、FF12を放り出し、脳を鍛えることも忘れ、いつの間にかWi-Fiで対戦相手を探している俺ガイル。
こんな犯罪的なゲームを堂々と販売している任天堂は、地獄の業火で焼かれるべき者だ。
お天道様が許しても、おいらは許さん。
っていうか、なんとかしてくれ…
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