男子たるもの、コックピットにずらっとならんだメーターやスイッチというものに無条件に憧れるというのはDNAに刻み込まれた宿命ともいえるものでありまして。
その頂点とも言えるのが、やはり松本零士の描く通称“レイジメーター”でありましょう。
次々と点灯していくメーター類に呼応して最高に魂がアガってくる経験は、男子であれば必ずあるもんです。無いとは言わせない。あるんです。
そんな絶頂気分を味わえるiPhoneアプリがあったりします。
銀河鉄道999clock (iTunesが開きます)
話はそれましたが、そんなメーター大好き男子なんてものは日本人だけかと思いきや然にあらず。
BMW MINIのスイッチ類のギミックを見るにつけ、このDNAは日本人に限らず世界の男子に共通したものだという思いを強くするわけです。
で、クルマというのは男子にとって、その欲求を満たす格好の材料であることは世の東西を問いません。
高度な電子化が進んでクルマのカスタマイズがしにくい時代になるにつれ、機械的なカスタマイズは今後どんどんやりにくくなっていくわけですが、逆に電子系についてはひとつのブレイクスルーがあれば、可能性はどんどん広まるんじゃないかと思うわけであります。
そんな可能性を感じるのがこういった試み。
【大阪オートメッセ11】スマートフォンを「追加メーター」にするアプリ
従来も後付メーターなどは診断コネクタや専用端子などから引っ張って設置することもあっただけに、それをデジタルディスプレイでやりましょう、というのがこの製品のコンセプト。
ディスプレイを活用することのメリットは、表示を切り替えることによっていろんなメーターを表示させることができるとう点。
また、同じ内容を表示するにしても、メーターデザインなどを好みによってカスタマイズしたりスキンチェンジするといったことが可能であるため、実はアフターパーツマーケットとしては今後非常に有望だったりするわけだ。
ただ、従来の物理的なメーターなどハードウェア的なデザインのノウハウというよりは、ソフトウェアデザインの領域になってしまうため、アフターパーツメーカーにとっては二の足を踏むところが多いようだが、このあたりはやった者勝ちのスピード勝負であることを認識しておいた方がいいだろう。
この会社は、まずレイジメーター仕様のアプリとセットでさっさとリリースするべきだ。
さて、このビッグウェーブに乗るのは果たして誰か?
生暖かく見守ってますよ。
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