昨日はNintendo3DSのパッケージソフトのビジネスモデルについて疑問を投げかけざるを得ない、なんて書き方をしたわけだが、当然任天堂としても昨今の格安アプリに対抗するためオープンな市場を用意していて、それがDSiウェアという取り組みだったりする。
パッケージソフトが5000円近くするのに対して、DSiウェアは無料のものから数百円、高くても1000円ちょっとで購入できる、お手軽アプリのラインナップを展開している。
任天堂があまりプロモーションに乗り気でないためか、一般の認知度がかなり低いのが気になるところだが、スマートフォンなどの格安アプリから5000円知覚するパッケージソフトの展開まで広く対応できているのがNintendoDS(DSiシリーズ以降)の強みであると言えるわけだ。
そんなところにまさかのキラーアプリ登場。
プチコン Petit Computer
見事なおっさんホイホイっぷりに狂喜せずにはいられない。
別にDSiウェアでなければならない理由は無いのだが、それでもこういうアプリが出てくること、またそれが一定数売れることが今後の任天堂にとっては必要なことだ。
この辺の記事を見てワクワクできるできるのであれば、ぜひ手元に置いておきたいアプリだ。
レトロPCクラスタにしか売れないことは明白なので、頑張っても1000本行けばいい方だが、こういうアプリは一般の人に認知されるともう少しだけ売上げの嵩を上げることができる。
任天堂もせっかくNintendo3DSを発売するのだから、これを機にアフィリエイト経由でDSiウェアを買えるような仕組みを構築すればいいのに、と思う。
なんでiPhoneアプリがあそこまで市場に認知されたかといえば、単に安いアプリがいろいろ出てきたという理由もさることながら、それを紹介することでアフィリエイト収入を得ることが出来るという仕組みによって、数多くのレビューサイトが出現したのが大きな原動力になっている。
つまり、どんなアプリも認知されなければ売れないのだから、DSiウェアが売れない、一般の認知が低いという理由はまさにこの点で説明がつくわけだ。
せっかく体力のないサードパーティにも参入しやすくするためにハードルを下げてDSiウェアという市場を作ったんだから、それをうまく展開させるための仕組みづくりこそが任天堂に求められているんじゃないかと思われ。
仕切り直しにはいいタイミングなんだから、任天堂にはオープンな姿勢を見せてもらいたいと思う次第であります。
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