社会貢献活動をチェックしてみよう

 
 
自動車メーカーのあるべき社会貢献活動って何なんだろう?

っていうのがここ最近のおいらの中のテーマだったりするわけであります。

企業の社会貢献活動の一番の目的は、その企業のイメージアップであるわけです。
どんなにキレイごとを言おうと、結局のところは社会に対してどういった善意の活動を行っているかをアピールすることでランドイメージを高めることができれば、それはいわゆる広義なマーケティングのコストとして吸収することができるわけです。
そのために予算や人員を割くというのは、その企業がどれだけやる気があるかを測るバロメーターでもあるので、地味ながら重要なポイントであるわけです。


社会貢献活動については、大別すると「自分たちで直接行動する形」と、「NPO法人などを支援する形」の2つがあります。
トヨタやホンダといった大企業であれば自前でそうした活動を行う部署や人員を賄うことができたりしますが、輸入車のメーカーなど人数が限られている企業は必然的にNPO法人などを支援することで間接的に社会貢献活動をしようという流れになるのだと思います。

そんなわけでフィアットさんがこんな活動を始めました。

フィアットグループオートモービルズジャパン、NPOと協力し社会貢献活動を開始

貧困国への給食の支援をするNPOや、視覚障害者のサッカー活動の支援をするNPO、アジア・アフリカに教育の機会を提供するNPOを支援することで、フィアットというブランドの価値を高めることが目的になるわけですな。



以下一般論です。
上記のフィアットの話とは関係ありません。

NPOを支援する形の社会貢献活動を考える際、支援する先のNPOがそれなりの実績を上げることを期待するわけです。というより、それが前提になるわけです。

実績とは何か?
それはすなわち社会への影響力の強さと言い換えてもいいでしょう。
活動を支援することで、どれだけの成果を挙げることができたのか。
またそれを、社会に対してどれだけアピールできるのか。
立派な成果をアピールできれば、それを支援した企業のイメージもアップできるという目論見が透けて見えるわけです。
これすなわち、投資みたいなものであるわけです。
影響力の強いNPOに企業が群がるのはそういった理由があったりするからですな。

で、そんな企業の思惑に寄生するようなNPO法人なんてものも世の中にはたくさん存在していたり、そんな企業とNPOを仲介するブローカーもどきも存在していたりして、一概にNPOを支援することが本当の意味での社会貢献活動になっているとも言えないというのが直近のおいらの考えであります。

しかし、

「やらない善よりやる偽善」

というすばらしいコトバがあるように、どんな小さなことでも社会を良くするための活動をすることは、企業の姿勢としては必要なことだとも思うわけです。

今回はたまたまフィアットのニュースが目に入ったので引き合いに出しましたけど、各自動車メーカーはいろんな形での社会貢献活動を行ったりしております。

そういった部分からそのメーカーの社会に対する姿勢みたいものを考えてみると、企業理念からクルマづくりまで、なんとなくいろんなことが見えてくるのでオススメだったりしますです。

この話については、もう少し勉強してからまた機会を見て書いてみたいと思う今日この頃。

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