
今年のプジョーさんの目玉といえば508なわけですが、そのイギリスでの価格が判明しましたよ。
Peugeot 508 starts at £18,150
French firm confirms UK specs and prices for 508 saloon and SW estate.
価格はセダンが£18,150~、ワゴン(SW)が£19,175~とのことです。
仮想的はVWのパサートなわけですが、それに比べるとセダンで£725、ワゴンで£1,000ほど割安な設定なんだそうです。
乱暴ですが、以下ざっくりと日本円に直してみますね。
■為替レート:1£=129円(1/11現在)
■付加価値税(VAT):20%(最近上がったそうな)
■消費税(日本):5%
ということで、
セダン・・・18,150x0.8x129x1.05=約197万~
ワゴン・・・19,175x0.8x129x1.05=約208万~
もちろんこれはベースグレードの話であって、実際はここからさまざまなオプションが設定されることになり、なおかつ日本に導入されるのはミドルグレード以上ですからそれなりのお値段になるとは思いますが、508は旧来の407と607を統合し、少し上級へとシフトした車種という位置づけになっているため、日本においてはどういった仕様・価格設定にするのか興味があるところであります。
少なくともイギリスでの価格設定を見る限りでは既存の407シリーズの価格にほぼ準拠しているようにも見えますが、日本ではどのようなブランディングを取るかによって価格設定が大きく変わってきそうな気がしますな。


ちなみに日本における407のプライスは、セダン:409万~、ワゴン:434万~です。ギャグじゃないですよ。笑っちゃダメですからね。
とは言いつつWEBの総合価格表からは、coupe407を除いて407は姿を消しております。実質的な販売終了ってことでしょうかね。
輸入セダンは、国内市場においてはある程度のステータスを持った人が選ぶ乗り物という性格が強く、メルセデスやBMW、アウディがその筆頭に挙げられるわけです。
逆に、大衆メーカーのセダンラインナップは苦戦が続いており、全体的には絶好調のVWでさえ、セダンはジェッタ(とパサートCC)しかラインナップしておらず、それらの販売も大苦戦しているわけです。
プジョーに関して言えば、306や406などのセダンラインナップの販売が長かったこともあり、それなりの数を売ってきたわけですが、407になってからの実績は芳しくありません。
クルマのサイズが極端に大きくなったとか、価格戦略とか、ブランディングとかいろいろと要因はありますが、結果だけ見れば大衆車メーカーであるプジョーのセダンは、決して成功とは言えなかったわけです。
つまり、大衆車としてのセダンの市場性は、日本においてはほとんど無い、ということなわけですね。
さて、じゃあ次はどうするか?ということになるわけです。
幸いにして、上記したように508は407と607を統合した車種であるという点で、従来の40xからの系譜を一度リセットすることができるポジションにあるわけです。
ここで取り得る戦略は2つ。
407シリーズと同等もしくはそれ以下の価格設定にすることで、
「上質だけどお手頃価格のセダン(&ワゴン)」
というポジションを狙うという方法。
これは文字通り、大衆車メーカーとしてのプジョーが、良心的な価格で質の高いクルマを販売してますよ、というイメージを醸成するチャンスでもあるわけです。
サイズアップした事が既存の406/407オーナー達に不評を買っているようではありますが、それでも同じぐらいの価格で508が買えるのなら、肥大化したデメリットを帳消しにするぐらいの効果はあるのかな、と。
何より、既存のオーナーを切り捨てなくて良い、という大きなメリットもあるわけです。
(彼らがそれに応えてくれるかどうかは未知数だけどね)
もう一つは、量販(台数)を気にしないで、
「プレミアムセダンとして富裕層へのアプローチを狙う」
という方法。
ある意味、RCZと同じような売り方ですね。
実車&日本に導入される仕様をまだ見てないので何とも言えないが、少なくとも写真を見る限りではそれなりの質感を持った、407よりはアッパーなクルマに仕上がっているのは間違いなさそうであります。寸法もそれなりにサイズアップしており、車格も1ランク上と言ってもいいかと思います。
であれば、プレミアムセダンを狙うという戦略も、強ち間違いではないのかな、という気がしないでもないです。
ただし、プレミアム路線については旧来の戦略で大きなミスをやらかしているので、ここでコケると取り返しの付かない事態を招くリスクがあることも忘れちゃなりません。
508は、環境性能など個々の要素としては優れた部分があるものの、恐らく日本に導入される仕様においてはHYbrid4搭載車でもない限り、取り立てて話題になる(ステータスを誇れる)ポイントを見出しづらい点もデメリットに写るでしょうね。
恐らくは1600ccの既存エンジンにアイシンAWの6ATでしょうから。
また、プレミアムセダンとして打ち出すとなると、既存の40xオーナーをほぼ切り捨てる形になることも覚悟をしておいた方がいいかと。
407からの乗り換え組は、シトロエンのC5あたりに担ってもらうって方法も無きにしも非ず。
そこまでしてPSAグループに固執するオーナーがいるかはよくわかりませんが。
どちらの選択をするにしても、リスクとメリットの両方が存在するわけで、非常に難しい決断を強いられることになると思いますが、ハイブリッド仕様を入れるつもりはあるのか?、また入れるとしたらいつなのか?というスケジュール次第じゃないかと思いますです。
他人事だから、というのもありますが、上記どちらの戦略を採るにしても、おいらはそれを悪く言うつもりにはなれないです。
それぐらい難しい選択であると思うからですね。
ただ、今後のプジョーを占う上で、非常に重要な決断になるのは言うまでもありません。
いずれにしても寸法の問題でおいらが買うことは無いクルマなので、勝手な妄想を書かせてもらうとすれば・・・
■ぼくのかんがえたさいきょうの508
(1)ノーマル車種は407以上の割安感
(2)トップグレードの508GTを受注生産で少量をプレミアム販売
(3)HYbrid4をプレミアム仕様として展開
販管コストを無視して適当なこと言ってますね。
はい、すいません。
ちなみにこんなニュースがありまして。
プジョージャポン、フラッグシップを今夏投入…11年の販売目標8000台
8000台って数字、デジャヴな気がしないでもないですが。
目標を現実的なところで高めに設定するのは良いことだと思います。はい。
この記事へのコメント
元プジョー乗り
多分、「C5-ハイドロ=508」っていう価格になると思います。っていうか、それを越えると誰も買わないよ!
自分もUKのHPを見ましたが、1.6ノンターボのミッションにセミオートマチックがあるのが気になります。C4ピカソのEGSのことなのかな?
508太郎
VWのジェッタが同じような1400ccターボで319万円ですから、508が400万円くらいだと検討する時に難しいだろうなぁ~。
サム
こちらのブログの記事がパクられているみたいなので報告です。
どうやら、このパクリサイトは、ブログタイトルから記事まで全て他のサイトからパクってきているようです。ひどい話です。
(本当のわちょほほほさんのサイトとはまったく内容が違います)
http://jhgjy567.blog28.fc2.com/blog-entry-344.html
海鮮丼太郎
丁寧なご連絡ありがとうございます。
当方のBLOGも盗用の対象になるほどになったんですねぇ。
ある意味感慨深いですw
わちょほほほさんも迷惑されているようですので、FC2の問い合わせ窓口に連絡しましたので、後はFC2の反応を見たいと思います。
海鮮丼太郎
すっかりレスつけるの忘れてたw
すんまそん。
PSAはEGSとMTだけ製造し、トルコンATは自社開発しない選択をしたので、まぁ選択肢は必然的に限られてくるでしょうね。
ただ、EGSを日本に入れるという選択は、シトロエンの状況を見ると厳しいと思うので、6ATで良しとすべきでしょうね。
ハイドロについては、508HYbrid4にハイドロが載るんじゃないか、なんてウワサもありましてwww
さぁ、混沌としてまいりました。
>(略)太郎
ジェッタは格がひとつ下のクラスだから、408を中国から導入すれば同じぐらいの競争力は持てるかもね。
508を上級志向にさせて、408を穴埋めに投入っていう手段も無くはないと思うけど、中国産というだけで売れないだろうから、やっぱりこの線も無しかと。
いずれにしても、508と競合する車種はパサートセダンしかないので、現状は競合車無しということで。