凧を買う話

 
事の発端は昨年妻の実家に帰省した際、広い空き地があるんだったら久しぶりに凧揚げしたいなぁ、と思い立ったのがきっかけだったわけですが。

いざ凧を売ってる店を探そうとすると、近所の巨大ショッピングモール(おやまゆうえんちハーヴェストウォーク)にはおもちゃ屋はおろかおもちゃを売ってる店は一軒もなく、さりとてそれほど深い思い入れがあったわけではないので無いならしょうがない、と諦めていたのですが。

1年経ちまして、今年こそ!とか思って今度は年末に小山市内を探してみることにしたわけですが、やはりこういう時は大きな店ということでトイザらスに頼るという情けなさ。
本当なら地元のおもちゃ屋で買ってあげるべきなんだけど、小山在住の義妹のダンナ曰く、ゲーム関連とか複合ホビーショップはあるんだけど、低年齢向けのいわゆるおもちゃ屋さんは無いんだって。その辺の需要はトイザらスがほぼ引き受けている状況なんだとか。

で、トイザらスへ行ったわけですが、当然店に入るとすぐそこにはキャラクターモノのカイトが並んでおりました。
アンパンマン、きかんしゃトーマス、ドラえもん、キティちゃん、その他いろいろある中で、義妹のダンナは娘のためにアンパンマンのカイトを選んだのでした。
おいらもウケ狙いでプリキュアのカイトを選ぼうと思ったんですが、さすがに妻の実家というアウェイの地で、そこまでチャレンジする気も起きず、普通のタイプ(いわゆるゲイラカイト)は無いのか?とたずねると、スポーツカイトというコーナーが別にあって、そこにはさまざまなタイプの凧が並んでいました。

ここは和風にやっこ凧をセレクトしたいところだが、なんせ数十年ぶりの凧揚げなのでうまく飛ばせる自信が無い。
また、子供の頃高くて手が出なかった(パチモンのちょっと安い奴で我慢してた)ゲイラカイトへの憧れが強かった事もあり、ここはあの目玉の付いた奴を是非とも手に入れたい。
ってことで、記憶を頼りに探してみると、白地に黒い目玉と黄色いフリップの、いわゆる定番カラーを見つけたので喜んでレジへ。

お値段びっくり、699円。

付属の糸が楕円形に巻きつけるタイプだったので、棒状のタイプ(80m)を別途購入しても800円という驚きのプライス。
2本の糸を両手で操作する、いわゆるスポーツカイトタイプでさえ1999円とか、価格破壊なんてレベルジャねーぞ。

子供の頃、当時の価格で1000円以上したはずだったが、いくら円高とはいえ何でこんなに安いの??

しかし、正規ゲイラカイトがこの値段ということは、パチモンはもっと安かったりして、399円とかもうワンコイン感覚かよ…

あやまれ!俺の幼少期の憧れに対してあやまれっ!!

ってことで、あまりの安さに驚きつつも、若干のウキウキ感を抱きながら帰路についたのでありました。

で、開封してみてわかった。
材質が明らかに安くなってる。
製造加工技術の向上もあっただろうが、昔に比べてカイトのビニール材質が明らかに薄くなっている。
強度についても、手で軽く引っ張ったら伸びてしまうなど、あまり高級感というのは感じられない作りになっている。

それでも凧として飛ばす分にはこれで十分ということであれば材質の変化などはあまり気にならないが、何年も経過するとこういう部分で変化が起こるのね、ということを認識したわけでありました。

まぁ、そんなところであります。
年明けは凧を楽しく揚げましょう。
たぶん30年ぶりぐらいの凧揚げ、楽しみであります。

 

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