以前話題にしたiPad専用クルマ情報の電子雑誌である「Bagnole」。
NAVIが休刊になった後、いろんな道を模索していた元編集長の塩見智がiPad用のTIME MAGAZINEのリッチコンテンツっぷりに惚れ込み、その製作ツールである「WoodWinogEnterprise」を使って、静止画、動画、WEBをシームレスにつなぐ電子書籍を目標として創刊した月刊ペースのクルマ情報誌だったりする。
で、その「Bagnole」が、大手町のドコモスマートフォンラウンジのセミナースペースでトークセッションを行うというので、興味本位で見に行ってきますた。
なんでiPad用コンテンツである「Bagnole」を、iPadを販売していないドコモのラウンジでやるんだろう?ってあたりにヒントがあるんろうなぁ。
そんなわけで、前半は「Bagnole」の取り組みや河口まなぶとの漫才が繰り広げられ、後半に当然のことながらBagnoleの今後の展開が語られた。
▲Bagnole編集長 塩見氏とNRMパブリッシングの代表 荻野氏
・Android(GalaxyTab)=ツール対応でき次第すぐにリリース
・GALAPAGOS=シャープと協力しながら検討中
・Mac AppStore=来年1月のMac AppStoreスタートに近いタイミングでリリース
・その他スマートフォン=コンテンツの性質上小さい画面だと難しいため検討中
といった感じ。
そんなわけで、GalaxyTabへの対応がドコモとの関連性というところで繋がりましたな。
「Bagnole」はあくまでタブレット端末で閲覧することを目的としてデザインしているため、iPhoneも含めたスマートフォンへの展開はあまり乗り気ではない、というのが塩見智ならびにNRMパブリッシングの考え方のようだ。
だから、iPadの次はGalaxyTabであり、GALAPAGOSである、というわけだ。
確かにそれは一理ある。
ただし、今後利益を出して事業を継続していかなければならないことを考えると、あまり理想ばかりも言ってられないことにもなるだろうから、ライト版を作るとかいう方策も必要になってくるのではないかと思われ。
MacのAppStoreへの参入という発想はおもしろいが、実際のところMacユーザーはiPhone/iPadユーザーと被っているケースが多く、アプリケーションのニーズはあったとしても、コンテンツプレイヤーとしてのニーズはMacにはあまり無いのではないか、というのが個人的な印象。
さて、どうなりますことやら。
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