おいらの中で、まったく盛り上がらなかった今年のCOTYですが、投票による結果として今年のCOTYに選ばれたのは406票を獲得したホンダのCR-Zになったそうです。おめでたい。
次点は397点でVWのポロ。ここまで僅差というのは珍しいかもしれんですな。
そして、3位はスイフトだったそうです。
まぁスイフトに関しては、RJCのカーオブザイヤーの受賞がほぼ鉄板なので、そちらで花を持たせることになるんでしょう。
で、昨年まであったその他特別賞が廃止され、実行委員会特別賞に一本化されたわけですが、それを受賞したのがプジョーさんのRCZです。
プジョーシトロエンジャポン(PCJ)としては3008とかDS3とかC3といった、今年はアピールするタマがたくさんある中で、ブランドアピールの役割を担ったRCZにうまい具合に落ち着いたようで、PCJの皆さんの苦労が報われて良かったですね。
「CR-ZとRCZだって。ぷぷぷ。」
などとしてやったりな表情を浮かべてる奴は死ねばいい。
今年の日本車は総じて不作と言ってよく、10ベストカーが選定された時点でCR-Zとスイフト以外に何を評価すればいいのか、というドッチラケ状態だったのは止むを得ないところでしょう。
この2車種だって、今年の日本を代表するクルマとは言い難い部分があるものの、規定の期間内に発売されたクルマを選ぶという選考上のルールで選んだらこうなったということで、やはり不作という言葉で片付いてしまうほどの状況なわけです。
さあ、どうしたもんでしょうかね?
片やVWのポロですが、こちらは文句の付けようがないクルマではありますが、ここまで得票を得たというのは日本車の現状に対する各投票者の危機感というかメッセージが票数に表れたものと理解すべきでしょう。
世界のスタンダードとかけ離れていく日本のクルマはこれでいいのか?という危機感の代弁者として、ポロはここまで得票を得たのだということであります。
ただそれが、ある種の政治的メッセージ臭を感じさせて鼻につくのも事実であります。
今年のCOTYに課せられた使命は、こんなことではなくて、きちんと日本車および日本市場に対しての総括を発信することでしょう。
その意味でおいらが今年のCOTYを選ぶとしたら、大賞は「該当車なし」として、総括としては「もっとまじめにやれ」というメッセージを発すると思いますです。はい。
個人的には日本車にそれほど絶望もしてないし、世界とのギャップは時間が解決してくれるような気がしてますけどね。
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