
アメリカではゲーマーのためのプロリーグがある。
MLG (Major League Gaming)
ここで何をやっているのかというと、腕に覚えのあるゲーマーが、クラス分けされたイベントでお互いのゲームの腕を競い勝者を決めていくという、よくあるプロリーグのひとつだ。ただ、やってることがビデオゲームである、という点がちょっと変わっている。
日本でもゲームセンターで達人たちのプレイを遠巻きに眺めながら「すげーっ」とか言って見物することもあるので、別におかしなことではないのだが、ここまで組織だった活動っていうのは行われていない。
リーグで競われるゲームのタイトルが、HALOといったFPSやEAスポーツものが多かったりするので、日本から参戦するゲーマーもそれほど多くないためか、あんまり話題になることもない。
そもそも、ゲームを競技として競うといった視点で捉えるのか、コミュニケーションと捉えるかという文化的違いがあるのだから当然なのだが。
(NintendoDSが築いた一連のブームは、コミュニケーションとしてのゲームという文化)
で。
リーグを運営していくとなるとスポンサーが必要になり、スポンサーを募るためにはショウアップが必要になり、ショウアップをするためには多くの人に見てもらう環境が必要になり。
ってことで行き着いた話が、全米のケーブルテレビ局で中継をする、というもの。
プロゲームリーグMLG、メジャー化を目指しケーブル事業者らと独占契約
まぁ、ストリートリュージュやピックアップトラックの草レースがシリーズでテレビ放映されるお国柄なので、こうした動きを否定するつもりはまったくないのだが。
っていうか、どんな内容なのか見てみたい気もするし。
でも、日本でこうした動きをやるとしたら、ファミっ子大集合とかいうノリになっちまうんだろうなぁ。どうぶつの森をテレビ中継しても、あんまし楽しくはないだろうし(笑)
それにしても、
「これらの要素がそろえば、メジャーなスポーツになれる」
スポーツなんですか…(;´Д`)
余談だが、トヨタのレクサスと並んで若者向けに特化したブランドとして展開している『サイオン』が、MLGのスポンサーとしてリーグを主宰している。
若者向けのマーケティングという意味での臭覚はさすがですな。
この記事へのコメント
デンジン
海鮮丼太郎
スポンサードの仕組みとかメディアの露出を含めたマーケティング的な動きまで発展させるつもりがないようで、その辺がムーブメントに繋がらないと見ているんですが、どうっすかね?
まぁ、なんでも一般化すりゃいいってもんじゃないですが。
ちなみに、ちゃんと調べてませんw>MLGへの日本人参戦