テレビを買い換える話(2)

 
さぁさぁ、テレビだテレビ。
テレビを買い換えるよ。

ってことで前回までのあらすじ。
5つの理由で買い替え決定。以上。

自分の用途からして、録画した番組をDVDやBDといった外部メディアに残すまで凝った使い方はしないだろう、むしろ気軽にたくさん録画できる環境の方がいいんじゃないか、ということでUSBのHDDを接続するだけで簡単に録画ができる東芝のREGZAシリーズの使い勝手を優先しようということにしますた。
サイズは42V型で。


■どのぐらい持つのか?
先日まで実家で使っていた15インチのテレビ。
かつては食卓の中央に鎮座していた、我が家で最も高い家電製品だった。
5人家族が食卓を囲んで15インチのテレビを食い入るように見ていたのだから、昭和という時代は良くも悪くもこじんまりしてたな、と思う。

で、そのテレビは1987年から2009年まで22年間も使い続けてきた。
まぁ、さすがにリビングからは退いて、母親の枕元に置かれてはいたものの、それでも何の問題も無く映っていたのだから、ブラウン管の寿命というのは大したもんだと思う。

現在我が家で使っているのは、先日も書いたとおり東芝の32ZP55という32V型のブラウン管テレビだ。
こいつは2001年に12万円ぐらいで購入したものだ。
REGZAのZシリーズと同じく、当時のハイエンド普及機という位置づけだったが、購入した時は底値だったと記憶している。

画質も良く気に入っているのだが、4年ぐらい前に地上波のチューナーが壊れたw
幸いにして我が家はスカパーしか観ていなかったし、地上波もいざとなればビデオのチューナーを使って観ることが出来るので、手間は掛かるもののとりたてて不便は感じていなかった。
ということで、32ZP55は9年間使い続けたことになるが、使おうと思えばまだまだ行けただろう。

翻って液晶テレビはどのぐらい持つのだろうか?
機能が増えれば故障も増えるの法則もあり、実際のところは10年も持たないだろう。
なんといっても、前回のエントリーでも書いたとおり液晶のバックライトの寿命が5万時間程度で、1日10時間使っていれば10年ちょっとで寿命を迎える。
他にも電子回路の負荷などで故障することがあるだろうから、ブラウン管テレビ並の寿命を期待するのがそもそも間違いというものだ。
現に、液晶テレビ第一世代を購入した人々はほぼ全て買い替えをしたなんて話もあるぐらいだし。

ということで、今回のテレビの寿命は長くて10年、早ければ5年ぐらいで買い換えると想定することにする。


■ヤマダ電機攻略法
そんなわけで、方針を決めたら、あとは実際に情報収集に動くべき。
どこで買うかはとりあえず置いといて、まずは実物を見て本当にその製品を選んで良いのかを確認する必要がある。
ってわけで、いつもだったらビックカメラかヨドバシに行くのだが、今回はきちんと商品説明を聞きたかったのでヤマダ電機、しかも地域本店に行くことにした。

ヤマダ電機の店名を見ると、○○店と、○○本店というのがある。
○○本店といったらひとつしかないように思われるが、ヤマダ電機の場合は地域ごとの旗艦店を○○本店と命名しているようだ。
たとえばテックランド横浜本店とか、テックランドNew港北センター本店といった具合。
(以降これを地域本店と記述する)

で、ヤマダ電機の一般店と地域本店を比較すると、その売り場面積や品揃えの規模だけでなく、メーカーからの派遣要員の数・質ともに圧倒的な差が出てくる。
もちろん一般店にもメーカー派遣要員はいるのだが、旗艦店である地域本店の方が集客も販売量も段違いであるため、メーカーも限られた人数を割り振ろうとすれば、旗艦店への人員配置を優先する傾向が強くなる。
その理由は過去に書いたとおり。
必然的に権限のある人が地域本店にやってきて、権限があるから思い切った価格戦略が取れる。
価格.comで同じヤマダ電機でも商品の値段がぜんぜん違うというレポートがあるのは、これが理由だ。

ただ消費者からすれば、メーカーの人間からきちんと話を聞くことが出来れば正確な情報を得られる可能性が高くなる。
メーカー派遣をあまり強要しないビックカメラやヨドバシは立派だが、店員があちこち急がしそうで、捕まえてゆっくり話を聞くことができないのが難点だ。(店員の商品知識は最高レベルなんだけどね)
そのため、ヤマダ電機に足が向いてしまうというなんとも皮肉な状況になってしまう。

というわけで、商品を見に行くだけならば、ヤマダ電機の地域本店に行くのが一番いい、という話なのでありました。

こんな裏事情までバラしていいんだろうか?

おや、こんな時間に誰か来たぞ?

どなたで…



(つづく)

この記事へのコメント

  • おおき

    ブラウン管もそうだけど、液晶のバックライトの寿命も最初の輝度の何%になるまでの時間とかなので、輝度が低くなってもいいならもっと長時間使えるんじゃないかと思うなー。15インチのブラウン管が長期間使えたのも、枕元で周囲が暗いときにしか見ないとかいう環境の違いがあったからかも。
    とはいえ、電子回路の寿命は昔に比べると明らかに短いと思うので、数年を目安にするんで正解だと思う~。
    2010年10月29日 01:40
  • 海鮮丼太郎

    おや、珍しい人からコメントが。
    バックライトの寿命については公称という数値でもありますし、当然の事ながら利用状況によって大きく左右されるでしょうから、まぁ最短で5万時間と見積もっておけば心の整理も付くかな、と。

    それにしても、最近は電子回路の寿命が短いのが気になります。

    いいもの買ってもすぐにぶっ壊れるんじゃ、みんな廉価版しか買わなくなるような気もしますし。
    2010年10月29日 23:56
  • GON

    普段、コメントしないのに、家電ネタに食い付いて申し訳ありません。

    ウチもヤマダ電機で買った口ですが、テックランドよりLABIの方が頑張ってくれるようです。テックランドの販売員が、LABIとはルートが違うので同じ値段は出せないなんて言ってました。

    バックライトの件、Z1はLEDなので、少しはマシかなあと思いますが・・・。

    C4ピカソ乗りなので、今後は車ネタにも食い付かせていただきます。他にも共感できることは多かったりしますし。では。

    2010年10月30日 04:22

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