さぁさぁ、家計が厳しいにも関わらず本年最大のお買い物であるテレビを買うお話だよ。
■今液晶バカ
正確には、
「今液晶テレビを買うやつはバカ。」
これは、“時期が来ればより高スペックで、より低価格なものが出てくるのに、今買うなんてバカのすることだ”の意味ではあるが、こと家電製品に関しては、半年に一度は新型が出てくることもあり、こんな事を言っていたらいつまでたっても買えないじゃんか、というジレンマに陥る。
同意義の表現として「今液晶テレビ買おうと思ってる奴、今は買うな!時期が悪い」というのもある。
それに対して最強の返し文句が
「欲しい時が買い時。」
であり、諸要件のそろった今の時期こそ、その欲しい時なのではないか、と。
■今こそ、その時。
もともと、テレビの買い替えにはあまり積極的ではなかった。
その理由はここに書いたとおり。
現在使っているブラウン管テレビ「32ZP55」の画質がけっこう良くて気に入ってることもあり、買い替えの理由があまりないというのが一番大きな要因だった。
その考えは今も変わっていないが、以下の理由でそろそろタイミング的に買い換えてもいいかな、という気になった。
(1)12月1日でエコポイントの基準が大幅に縮小される
(2)年末商戦向けの新型が発表されている
(3)新技術はそろそろ出尽くした感がある
(4)価格の下落がほぼ頂点
(5)妻の在宅時間が増える
(3)の技術革新とコストダウンに関しては、次のトレンドが3Dテレビに移ったことで行き着くところまでほぼ行き着いたという結論に達した。
厳密なことを言えば、液晶の応答速度に改善の可能性が残されているが、少なくとも普及価格帯での技術革新はほぼ行き着いたという結論に至った。
また、11月からは年末商戦がスタートするが、(1)のエコポイントが12月1日という年末商戦に水をぶっかけるようなタイミングで改悪されることが発表され、おそらく駆け込み需要で年末商戦は前倒しになるだろうと推測される。
また、11月からは(5)妻も仕事をひと段落して家にいる時間も増えるという事情もあり、だったらこの辺で環境を整えるのも悪くないな、という考えによる。
つまり、今こそ、その時なのだ。
■適正画面サイズは縦の長さが視聴距離の1/3
詳しい説明は省くが、テレビから見る場所までの距離の1/3が、適正な液晶画面の高さというのが一般的な基準とされている。
東芝REGZAの紹介ページでもこのような記載がある。
大きな液晶テレビを売りつけるための方便と言えなくもないが、一応テクニカルジャーナリストの西川善司も同様の事を言っているので、この説をおいらも支持しようと思う。
ということで、単純に計算をしてみると、テレビまでの距離が1m50cmだとしたら、適正画面サイズは縦が50cm程度ということになる。
これを16:9の液晶テレビで換算すると、40V型ぐらいが適正ということになる。
もちろんこれは理想値であり、設置する場所の面積(特に問題になるのが横幅)がきちんと収まるか、という検証は絶対に行わなければいけない。
一番簡単な確認方法として、新聞紙をテレビの外寸と同じ大きさに折って、実際に設置する場所に当ててみるのがわかりやすい。
我が家の場合は現在のブラウン管32V型というサイズから、見る場所と設置スペースの両方で換算していくと最大で42V型(横幅約110cm)が適しているという結論に辿り着いた。
目標を40~42型で定め、機種選定へと移る。
■何を選ぶべきか?
画面サイズは決まった。
次はどの機種を選ぶか?という話だ。
何だかんだと言いつつも、実は液晶テレビについては実家の3台を買い換える際に結構勉強していたので、現在のトレンドがどういった状況になっているかというのはある程度把握していた。
LEDバックライトや倍速(もしくはそれ以上)液晶、映像エンジンの性能といったトレンドをそれなりに満たして、なおかつコストパフォーマンスが高いもの、という基準で考えると、このような感じになる。
・バックライト寿命が有限なので、10年以内に必ず買い換える
・であれば、あまり高いものを買っても仕方がない
・普及価格帯(10~15万)で高画質なものを選定
この基準で選定すると、ソニーかPanasonic、東芝ということになるのだが、コストパフォーマンスの優秀さで東芝のREGZAシリーズが第一候補となる。
これはまぁ、個人的に東芝液晶の発色が好みだということと、何よりUSBのHDDを接続することで簡単に録画ができるというその利便性に惚れ込んでいること、またHDDレコーダーなどが東芝で固められているので、REGZA LINKというLAN経由での録画番組を共有する仕組みが整っているから、という理由なんだけどね。
じゃあ、ピンからキリまであるREGZAのラインナップからどれを選べばいいんだろうか?
これから流行するかはわからんが、話題の3D液晶テレビを20万円以上出して買うか、価格がこなれた普及機を買うか、おもいっきり安く低価格機で済ますか。
この辺はプロに意見を求めるのが一番だろうということで、とりあえず仮候補を「42Z1」と「42ZS1」に定め、価格調査を兼ねてヤマダ電機に行ってみる事にした。
そんなわけで、この話つづく。
この記事へのコメント
GON
ウチのブラウン管TVも 32ZP55だったのですが、この夏、42Z1に買い換えました。32ZP55も残してますけど。
夏に買ったときより、相場で3万円安くなってますが、現在品薄のようです。
ちなみに録画機器も、RD-X9とRD-S1004K、IOのRECBOXを導入したので、えらい散財でしたが、別フロアで録画番組を共有できたり、使い勝手には満足してます。
海鮮丼太郎
コメントありがとさんでございます。
そうですか、我が家とほぼ同じような選択なんですねぇ。
調べてみたら REGZA LINK≠REGZA ダビング ということでシステム構成の再考を余儀なくされており、波乱含みではありますがぼちぼち続きを書いていきます。
GON
デジタル番組は、色々ややこしいですよね。HD DVDがコケてしまった(そういえば、こちらのブログもそのあたりで見つけたのかも)ため、とりあえずTSで録り溜めしておいて、次のフォーマットに期待していたりします。ということで、ブルーレイの乗っかっていない VARDIAを選びました。
ちなみに、Z1の2画面は左(メイン)側しか外部入力できないとか、サブの音声はどうやっても聴けないという制約がありますが、さすがに42インチになると2画面も有効に使えますね。ケーブルの数も1/3程度になりましたが、HDMI対応のAVアンプが欲いところです。
では、購入顛末記を楽しみにしています。
REGZA太郎
サイズは海鮮丼さんが狙っているのと同じ42です。私の場合は2画面操作などの複雑な使い方をしていませんが、そんな我が家でもUSB-HDD録画機能は大きく役立っています。
HDMIケーブルでPS3とVARDIAに接続してますが、WiiはHDMI非対応なのでアレだけは普通のケーブル接続をしています。またLAN接続もしているのでREGZAでアクトビラなども観られるような環境整備はしましたが実際にはほとんど使ってません。。。
海鮮丼さんのテレビ購入の続きを楽しみにしてますね!
海鮮丼太郎
コメントどうも。
それにしても、わりと一生懸命BLOGを書いてる割にちっともコメントが付かないのに、家電ネタになるとこの食いつき様はナンなのだ、とw