『庶民的なフランス料理店』って、なんか違和感を感じる響きのコトバだが、おいらの住んでる溝の口近辺では広く知られる本格的フランス料理を出してくれる庶民的な店がある。
■ビストロ ポップコーン
〒213-0005 川崎市高津区北見方2-8-1
TEL 044-811-6677
12/30~1/5他無休
AM11:00~ラストオーダーPM9:30
ってことで、知人の就職祝いを兼ねて、高津にあるビストロ ポップコーンへと行って来た。
ポップコーンは、オーナーシェフである鈴木 喜久雄氏が都内のホテルで修行後、昭和57年に開業したお店で、20年以上もこの地で愛される店として続いている。
親子二世代に渡って通い続ける常連も多いとのことで、店の片隅にはさまざまな客との記念写真が飾られていたりする。
そんなポップコーンだが、週末の夜の7時ともなると順番待ちの客でごった返すほどの混みようだ。
コース料理を出すと、客の回転率が悪くなってしまうこともあり、席の数は結構あるのだが、どうしても順番待ちの客が出てしまうのはやむを得ないところか。
待つのが嫌な場合、事前に予約を入れとくといいだろう。
今回は、シェフのおまかせコースを頼んでみたのだが、柔らかいアボガドをベースとした前菜から始まり、マグロや白身魚などの食べ応えのあるメニューが続く。
ボリュームもかなりの量があり、訪れる前は1食抜いてくるぐらいの覚悟で臨んだほうが良い。
8時をぐらいになると、アコーディオンの演奏が始まる。
(以前訪れた時はオルガンだったのだが、そのスペースは客用のテーブルが増設されていた)
スタンダードから流行のポップスまで、かなりのレパートリーをお持ちのようで、各テーブルを廻りながらリクエストに応えてくれる。
おいら達のテーブルでは、ビートルズをリクエストしたりして、生のアコーディオンの柔らかな音にしばし聴き惚れてしまったのであった。
二人分のコースとワイン1本で1万円でおつりがくるリーズナブルさは、決して飾らない、だけど本格的なフランス料理を、という鈴木シェフの良心を感じさせるのに十分で、リピーターがこれほど多いという理由もわかる気がした。
欲を言うならば、店員さん達にもう少し落ち着きが欲しい。
あの忙しさが、せっかくの雰囲気をちょっとだけ損ねている気がしてならんのよ。
そして、店長の宣言である
「おいしかったらほほ笑み、不味かったら大いに怒ってください。」
に対して、おいら達は満面の笑みと、かなりの満腹感を抱えて店を後にしたのだった。
お店へ行くのも楽しいが、ケータリングサービスも行っているということなので、何か機会があったら是非お願いしたいと思う今日この頃。
って、何か機会を作らんといかんなwww
この記事へのコメント