やっぱりパックマン展に行ってきた

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伊藤ガビンがディレクションした『パックマン展』なんて催しをやってるよ、なんて情報は知っていた。
ただ、どうも能動的に行きたいという気になれずにいた。
パックマンには大した思い入れはないし、凡百のレトロゲーム展とそう大きな違いは無いだろうな、という気もしてたから。

発想を変えてみた。
天気がいいから自転車に乗りたいと思った。
どこへ行こう?と思ったときに、東京行って、ついでにパックマン展見てくればいいじゃん、ということにしてみた。
だったら出かけるモチベーションになるな、と。

さっそく自転車で25kmほど走って外神田の「アーツ千代田3331」に到着。
あぁ、ここは昔小学校だったところを改修してミュージアムになってたのね。
秋葉原圏内にこうした施設があるのはいいことだ。

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中はオリジナルのアップライト筐体や関連グッズ、PCやゲーム機などパックマンが移植されたハードを勢ぞろいして展示していたので、なかなか頑張った展示でした。

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海外で発売されるゲームのパッケージがアメリカナイズドされるのは結構有名ではあるが、アタリ版のこのパッケージって…
もう少しなんとかならなかったんだろうか?

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一角にこんな感じのアート的な試みがあったものの、他は単に展示の粋を出ておらず、もう少しポップカルチャーとしてのパックマンという部分に焦点を当てた展示にしてもらいたかったなぁ、というのが正直な感想。

シアターコーナーではアメリカでのパックマンブームを受けて1982年に放映されたアニメ版パックマンの上映があったりして、よくテープが残ってたなと関心した。
ちなみにこのアニメ版パックマンは、フリントストーンや宇宙家族ジェットソンといったいわゆるCARTOON全盛時代を支えたハンナ・バーベラ制作ということもあり、人畜無害なファミリーアニメになっていたりするわけだが、これが元となってパックランドが開発されることになったわけで、我々はこのアニメ版に感謝しなければいけない。

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壁に展示されていたパックマンTシャツを見ると、どれもデザインがピンと来ない。
どうしてゲームTシャツはどいつもこいつもセンスがないんだろうか?

そんなわけで、各種パックマンのプレイも含めても小一時間で出てきてしまうぐらいのボリュームだったが、世界共通言語としてのパックマンというゲームを、こうしてきちんと展示させたことの意義は大きいと思う。
スタッフ各位はお疲れ様でした。

次はもう少しアート寄りな切り口でゲーム関連の展示会を企画してもらえると、ちょっとだけ嬉しい。個人的に。
 

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