低下する郵便サービスの品質

さっそく始めやがったな、郵政公社の効率化の名の下に進めるサービスの廃止。

郵政公社、時間外窓口サービス廃止を検討
 日本郵政公社が、郵便局の窓口取り扱い時間外に郵便物の交付や引き受けを行うサービスの廃止を検討していることが12日、分かった。郵便局業務の効率化が狙いで、9月以降、順次実施していく方針。サービスの質は土日の配達体制を整備することなどで補う。


あのクソ忌々しい配達に関する融通の利かなさから、積極的に郵便を使うことは避けているのだが、勝手に届く荷物が配達証明だった場合、こちらが不在の場合手に負えない。

昼間に普通に配達に来れば、当然こちらは仕事で不在だ。
そこで不在票を郵便受けに入れて奴らは帰る。
こちらから指定をしないと、再配達はしないという徹底振り。
こちらが帰ってくる22時以降に配達してくれるかというとそうでもない。
不在票を見て電話を掛けて、「昼間は居ないから郵便受けもしくは宅配ボックス※ に入れておいてくれ」と頼んでも、

「直接手渡さないといけない決まりだから」

の一点張りで、まったく話にならない。
※宅配ボックスとは、マンションなどに設置されている、不在時に宅配業者が荷物を一時的に保管しておく自動管理のボックスで、荷受人はそのボックスから好きな時間に荷物を受け取ることが出来る。
配達証明の郵便物も、システム的にはこの宅配ボックスを利用できるようになっている。

特定の住所に転送することもできるのだが、会社で受け取りたくない郵便というものもある。
そもそも、営業で飛び回ってれば会社ですら受け取ることなんかできない。
こうして、急ぎの郵便を受け取るのに1週間近くも掛かり、大迷惑を被ったことがある。
それ以降、わざわざ4kmも離れた郵便局に夜中においらが直接取りに行くという、本末転倒な状況になっている。
往復でガソリン代約140円の負担を強いられているのだ。
いったい何なんだこりゃ??

しかも、その深夜受け取りすら出来なくなるというのか。
荷受人が宅配ボックスで良いと言っているのに、それすら対応できない融通の利かなさは、元官製サービスの最も悪いところの現われだろう。
友人に郵便局に勤めている香具師がいるので、あんまし悪く言いたくはないが、使えないものは使えない。
しかも、これらの改革で、現場の効率化が進むのか?
 
多くは期待しないし、窓口の時間縮小でも構わない。
宅配ボックスに入れてってくれるだけでいいんだが。
そういうことで随分効率化も図れるんじゃないのか?
 
郵政公社のやることは、まったくもって謎である。
 

この記事へのコメント

  • 香具師

    ええ、全てが法案が通らないと何もできない仕様になっております。
    ”臨機応変”などしようするものなら処分です。
    現場の効率化より非生産部門の効率化ができるかが勝負だろうね。
    民営化の正体に国民が気づいた時にはもう遅いってことで・・・。

    2006年04月14日 19:52

この記事へのトラックバック