コレジャナイナビ

gorillaplus.jpg

これじゃない!
ボクが欲しかったのは、こんなナビじゃないやいっ!!

ってことで、ドコモが重い腰を上げてカーテレマティクスに向けて侵攻開始!と思いきや…


ドコモ、カーナビ向けサービス「ドコモ ドライブネット」

同時に専用機としてFOMA通信モジュールを搭載した【ゴリラプラス】も発表された。

うーん…
なんか違うんだよねぇ。


これはすなわち何なのかというと、

 ・カーナビの地図更新が通信経由で可能
 ・プローブ渋滞情報に対応
 ・駐車場やグルメスポットなどを紹介するコンテンツ機能搭載

といったことで、表面的にはそれなりに画期的な気がしないでもない。
しかし、肝心の通信モジュールの料金設定がいまどき段階性重量課金とか、アホじゃねーのかと。

結局のところ、auのCAR NAVITIMEほど思い切った料金プランでもなく、iPhoneなどのスマートフォンベースのナビアプリケーションほどの柔軟性も無く、ソフトバンクのカーナビプランほど画期的でもなく。

つまり、どの観点から見ても画期的な要素がひとつも無い。
それはすなわち、っていうのはどうなんだ、と…

驚いたことにナビゲーション専業会社が発売したCAR NAVITIMEが、ナビ精度が悪すぎるとフルボッコになっている今こそ、ドコモ+ゴリラという鉄板の組み合わせでシェアを奪取しにくれば面白かったのに、つまらぬ色気を出すことでなんの新規性も、なんの提案もない商品がこうして市場にまた投入されることになった。

ハッキリ言いましょう。
これは売れません。


これでドコモがカーテレマティクスに対して画期的な取り組みをする機会を失ったことになり、再チャレンジするするには何年かの時間が必要になるわけです。

その間にスマートフォンのアプリはもっと充実するだろうし、PNDもWiFiを搭載するなどの進化を遂げ、そこに通信キャリアが介入する機会は、単純にポータブルWiFiルータ機能のみ、ということになりかねない。

そうすると、現状における最適解としてはソフトバンクのカーナビプランということになりやしませんかね?
だったら素直にカーナビプランに対抗するサービスを打ち出してくれれば、自由度もニーズも高いサービスとして認知されただろうに、と思う。

まったく、ドコモにはがっかりだよ。
毎度のことだけどね。
 
 
 
 

この記事へのコメント

  • ドコモ太郎

    FOMA内蔵フォトフレームだって料金変動制を採用しちゃうような「お客様目線」がまだまだ足りないドコモですから、フォトフレームや他の料金プランとの整合性に配慮しすぎてライバルとの料金差が開きましたね。
    ただ、SBMはあくまで通信提供だけにとどまるので直接比較はできませんが、専用カーナビを開発・販売するauが525円で使い方放題というのを見比べると、ドコモは840円~かかるのですからスタートラインの金額くらいはあわせて欲しかったですね。
    ただ、通信提供だけではなく、auには無いような情報表示などもするのですから、そのコスト負担をお願いするのは間違った戦略ではないと思うのですが・・・
    2010年09月27日 23:19
  • 海鮮丼太郎

    CAR NAVITIMEだっていろいろとコンテンツ機能で情報表示は充実しているよ。
    問題なのは使い勝手が悪いってことなんだけどw

    やはり数世代バージョンアップさせないとCAR NAVITIMEは使い物にならないというのが大方の見方のようで。

    それにしても、ソフトバンクに対抗してカーナビプラン同等のサービスを提供してくれれば、全国どこでもつながるっていうアドバンテージだけで十分対抗できるのになぁ…
    2010年09月27日 23:29

この記事へのトラックバック