ルノーはフレンチらしい楽しいボディカラーのラインナップを投入し、それが功を奏しているなんて話を昨日書いたわけですが。
プジョーのお店で営業マンと話をしていた時も、「やっぱりフランス車なんだから明るい楽しい色があった方がいいですよねぇ」なんて話になった。
楽しい色というのは、原色に近いソリッドカラーなどをイメージしたりするが、最近では塗装技術の向上によりソリッドに加えてメタリックやパールと組み合わせてあらゆるポップなカラーの設定が可能になっている。
どんな色のクルマを投入するかという判断は、大抵の場合は世界のカラートレンドなどからクルマのアイデンティティに合わせた色に設定される。
デザインの重要性もさることながら、カラーマーケティングなどと言われるぐらい色の重要性も無視できないファクターだったりする。
各メーカーの事例まで拡げてしまうと収拾がつかなくなるので、ここではルノーとプジョーというフランス車に絞って見てみたい。
仕向け地向けのボディカラーは、基本的には既存設定色の中から適したもを選定して投入するというケースが大半だ。
つまり、本拠地である欧州で展開されているボディカラーを見れば、日本向けにどんな色が来るのか想像することができる。
ここでひとつ、イギリスの例を紹介したい。
下記は日本でも導入が決定された新型メガーヌのボディタイプ別のカラーラインナップ一覧だったりする。
多少の差はあるものの、ここ数年間の流行であった落ち着いたメタリック系一辺倒から、明るめのカラーまで取り揃えるようになってきている。
▲Megane Coupe(クリックで拡大)
▲Megane HatchBack(クリックで拡大)
▲Megane Sports Tourer(クリックで拡大)
これに対して、メガーヌと同じセグメントのプジョー308のカラーラインナップはこんな感じ。
▲308 HB/sw(クリックで拡大)
308は登場が2007年で、当然ボディカラーもそのあたりのトレンドに影響された色を採用している。
ドイツ車を髣髴とさせるような、全体として落ち着いたカラーリングで高級感の演出といった役割を果たしている。
プジョーを象徴するブルーに近いのがモンテベロブルーであるが、実車の色味はもう少し濃く感じられて、軽快感がない。
イギリスにおいてもこんな感じで、ルノーとは対極的なボディカラー展開をしている、ということになる。
こうした状況であるから、日本においてもルノーは明るめの色を用意できるが、反面プジョーは落ち着いた色が中心になっている。
(1007の時は頑張って11色とかやってたんだけどね…)

クルマのカラートレンドは、有名なところだとBASFが定期的に提案するトレンド予想から2年ぐらい遅れで実用化されるなんて話もあり、2010年のカラーはだいたい2008年頃に提案されたものということになる。
確かに、新型メガーヌのカラーリングなんかはこのBASFの提案と似たような傾向と感じられる。
ちなみに先日発表された2010年のレポートはこちら。
情熱的でエネルギッシュな高彩度カラーと、極端な立体感を持つ斬新なダークカラーの2 つが注目色域とのことなので、ぼちぼちプジョーもかつて設定していた「パプリカ」や「オーロラグリーン」といった楽しい色を復活させててほしい。
そしてそれらを日本向けにも展開して欲しいと切に願う今日この頃。
うーむ、推敲している時間があまり無いので、言いたいことがうまくまとめられんかった…
この記事へのコメント