ドライビングレッスンとLOVECARS(2)

 
さて、前回は河口まなぶの主催するドライビングレッスンの費用が相場からすれば魅力的だが、“クルマだけが趣味ではない一般人にとっては高いというイメージがある”、なんて話をした。
この手のドライビングレッスンの敷居が高いと感じる一番大きな要因が、この価格の問題だと思う。

関係者の努力だけではこれ以上価格を下げることは難しく、それを解決するには自動車メーカーのスポンサードという形はどうか?というのが前回の話の趣旨。

で、ここでもうひとつ別の視点からドライビングレッスンの敷居の高さについて書いてみようと思う。

それは何かと言うと…

心理的な負い目感。

だったりする。
大別すると以下の2点だ。

 (1)自分の乗ってるクルマに自信がないという心理
 (2)自分のクルマが傷むのではないか?という懸念

(1)に関しては、

クルマ好き=必ずしも乗りたいクルマに乗っているわけではない

という基本的な部分を考える必要がある。

家族構成や駐車場、収入の事情など、人にはそれぞれ事情があって、必ずしも乗りたい、憧れてるクルマに乗っているわけではない。

また、スポーティ仕様ではなくノーマルグレードに乗っているクルマ好きもいる。
さらに言えば、各種チューニングなどを一切行ってないクルマ好きもいる。

彼らは“クルマが好き”というベクトルでは一致していても、心のどこかでヒエラルキーを感じてしまって自分のクルマを積極的に晒すことに負い目を感じていたりする。
自分のクルマはそれなりに気に入っていて、思い入れがあるにも関わらず、だ。

例えば、過去2回開催された『走る!語る!まなぶ』イベントの模様(第1回
2回
)を見てもらえばわかるが、参加している車両は輸入車やスポーティカーが大半で、例えばこの中にノーマルのフィットや軽自動車などで参加しようと思っても気後れしてしまうのは止むを得ないと思う。

いや、別にイチャモンをつけたいわけではなくてね。
このイベントを“みんカラという枠の中だけで良いとするならば”、それなりにスポーティなクルマ達が集まって、それなりにクルマ好き同士で交流していけばいい。
「みんカラ」というのは、属性的にクルマ好きで自分の好きなクルマに乗ってるような人が集まるコミュニティの性格が強いのだから。

しかし、今回のイベントは『走る!語る!まなぶ!3 with LOVECARS!』と銘打ったからには、みんカラとは異なる属性の参加者にも広く来てもらいたいという気持ちがあるのだろう。

これは、『LOVECARS!のブランディングをどうしていくのか』、という点とも共通してくるのだが、せっかく対象者を広げたのに、みんカラと層がダブってしまっては意味がないでしょ、と。

今年初めのLOVECARS! Meetingの際にも話したが、LOVECARS!はみんカラの縮小再生産を目指すのか?それともより広く、多くの人たちにクルマの魅力を伝えるメディアになっていくべきなのか?
おいらは後者であるべきだと主張しているが、そうするとクルマに必ずしも詳しくなかったりする人々も対象にしていくぐらいのビジョンを持たなければならない。

そう考えると、こうした走行イベントには単にクルマが好きなだけでなく、そうでない人たちにどうやって参加をしてもらいやすくするかという視点が不可欠だ。
前回のエントリーで書いた価格の話ももちろんだが、自分の乗っていクルマでも参加していいんだ、という気持ちを持ってもらうことで心理的な障壁を下げることも同時にやっていかなければいけないだろう。

こういうのは、誰か参加者の一人が突破口を開いてくれれば、意外とフォロワーは着いてくると思うのだが、やはりイベントの回数を重ねておもしろそうな事をやっているな、という雰囲気作りを続けていくしかないだろう。



もう一点。
(2)自分のクルマが傷むのではないか?という懸念についてだが。

こうしたサーキット走行をすると、自分のクルマが傷むのではないかという懸念を持つ人もいるだろう。
もちろん本格的なサーキット走行をすればタイヤもそれなりに磨り減るし、サスペンションやらに多少の負荷が掛かるのは事実だったりする。

しかし、このまなぶイベントの趣旨は本格的なサーキット走行ではなく、自分のクルマのパフォーマンスを引き出す走り方をしてみよう、というものなので、心配はいらないはずだ。

通常走行の延長上での体験なのだから、余計な心配はしなくてもいいよ、と思う。

借りたクルマなら無茶できるが、自分のクルマではやりたくない、なんていう人は…
知らないw好きにしてください。
 
 
そんなわけで金銭的にも、心理的にも参加しやすいイベントを開催すること。
そして、その魅力をどう理解してもらうかを考えること。

LOVECARS!という活動は、そうしたところに価値を見出せるムーブメントとして育てていければいいな、と思う次第で。

もう少しフランクな雰囲気にしたいんだよなぁ…
  
 

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