近所を散歩していたら、こんなのを見つけた。
駐車場の一角に、ダイハツのムーヴコンテが1台置かれており、そこには「カーシェアリング」の表示が。
そうか、これがコンビニでカーシェアリングを展開する「i Share」か。
カーシェアリングはそのシステム上、シェアする車両の駐車場を確保しておく必要があり、なおかつそれは利用者にとって利便性の良い場所でなければならない。
同種のサービスで一般的なのは、地域の駐車場の一角を利用するケースや、ガソリンスタンドの一角を利用するというケースが多いが、一番身近な場所としてコンビニの駐車場というのは悪くない発想だ。
コンビに側も、駐車場の一角をi Shareに利用させることである程度の収入を得ているだろうから、事業が成り立つのであれば双方にとってメリットのある話だ。
i Shareの料金システムは、有料で会員登録をした後は、クルマの利用時間に応じて都度費用を払うシステムで、オリックスカーシェアリングのように月額費用は必要ない。
実はおいらもオリックスのカーシェアリングに登録しているが、実際まったく使っていないことを考えると、月額費用(980円)の支出は重いなあと感じる。
昨今のクルマ離れが叫ばれている中でカーシェアリングでいいや、って考える人は、たとえ都度の利用料金が多少割高になっても、月額費用は無い方が利用しやすいと感じた。
その意味で、i Shareの戦略はけっこういい感じなんじゃないかと思う。
ただし。
やはりいつ見てもクルマは駐車場に停まったまま。
つまり利用者がいないということだ。
カーシェアリングはまだまだ一般的な認知が進んでおらず、市場開拓はこれからだと思うのだが、ここまで利用者がいないというのは、田園都市線宮前平駅近辺ではクルマの所有率が異様に高く、そもそもカーシェアリングの需要が無いのか、もしくは持たざる者たちが「クルマを所有する意味がない」⇒「クルマを利用する意味がない」というところまでクルマに対する興味が冷え込んでいるのかもしれない、なんて仮説を考えてみた。
果たして、この試みが定着するのかどうか。
生暖かくうぉちしていこうかと思っております。
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