国産の花火を楽しんでみる

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夏です。
お盆です。
帰省です。

ってことで、仕事が終わって金曜日の夜に、疲れた身体にムチ打って準備をして、そのまま妻の実家に帰省したのです。

カレンダーどおりの休みなので、土日しかゆっくりできないから少しでも滞在時間を延ばすためにこんな感じのスケジュールにならざるを得ないのでした。
まぁ、空いてれば2時間ぐらいで行ける距離ではあるのですが。

ってことで、翌日には妻の妹夫婦も合流して、もうすぐ2歳になるこどもが世界の中心になるわけです。
かわいいからいいんですけど。

今回の帰省には、ちょいと趣向を凝らして国産花火セットを買っていったのでありました。
なんでこんなことを思いついたのかというと、先の富士登山の際に山小屋で暇つぶしに聞いていたラジオ番組で、山縣商店の主人が出演していて、花火の現状なんかをおもしろく聞いたからなのでした。

なんでも、線香花火に関しては安いが質の悪い中国産が市場を席捲してしまい、国産の線香花火については壊滅状態になってしまっていたんだとか。

日本の花火の良さを残していかなきゃ、ということで山縣商店が国産線香花火の復活のために奔走したなんて話は、ここでも紹介されている。
(ついでに、「玉屋」と「鍵屋」の話もおもしろい)

そんなわけで、紆余曲折を経て復刻された大江戸牡丹を楽しんでみたいということで、ゴソっと買ってみた。
ついでに手持ち花火セットも買って、今年のお盆は良質な花火を楽しみましょう、ということに。

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たまたま買ってあった別の花火セットと比べてみると、山縣商店の国産花火は長く燃え続けるものが多く、1本1本をじっくり楽しむことが出来るのが特徴だった。
もうすぐ2歳児も楽しそうに遊んでいる光景は見てて楽しいもんだ。

で、最後に本命の大江戸牡丹となったわけだが。
確かに「牡丹、松葉、柳、散り菊」といった変化が素人目にもよくわかる。
そうか、線香花火というのはこうした変化を楽しみながらわびさびを感じるものなのか。

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ただし。
もうすぐ2歳児とかに線香花火を楽しませるのは難しい。
なんだかんだと騒いで揺らすから、いちばんいいところに差し掛かる前に火が落ちてしまう。
ああ、一本50円が…

そんな感じで、楽しい花火が終わった頃には、最初顔を見ると泣き出したもうすぐ2歳児ともすっかり打ち解けていたのでありました。

さあ、時間がなかったので通販で買ったんですけど、来年は山縣商店のお店まで行って、いろいろと選んでみようかな、と思う今日この頃です。

山縣商店の国産花火、けっこうオススメであります。
 

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