一度別れを決意し、心の整理を済ませた状況において、まさかの再会を果たすとは。
正直、おいらは非常に困惑している。
好きだったし、一緒にすごした時間はいい思い出としてずっと残していくつもりだった。
そしておいらは、新たな相手とこの先の道のりを歩むつもりでいたのだが・・・
そんなこんなで、死んだはずだよお富さん~♪などと歌うと年がバレそうであるが、先日死亡届を出した愛車のSPADAが、我が家から10kmほど離れた場所で発見された。
警察からの電話では、ここ数日間放置されていたので、ナンバー確認して盗難車であることを確認して、警察署に保管してあるとのことだった。
正直言って、窃盗団にやられてもう戻ってこないものと諦めていたので、嬉しいという気持ちと、先日新たな伴侶として迎え入れたガチョウさんとの関係をどうしようか?という気持ちでごちゃまぜになってしまった。
まずは、バイクの状態がどうなっているのか。状態が酷ければ、やむなく廃車にせざるをえないが、直るんであればきちんと直してやりたい。
不安を抱えつつ警察に赴いた。
担当してくれた警察官は思いのほか親切で、発見に至るまでの状況を教えてくれた。
1ヶ月ぶりのご対面となった我がSPADAだが、こんな状態だった。
・盗難からの走行距離は約60km
・マスターキーシリンダーの破損
・燃料タンクキーシリンダーの破損
・ヘッドライト未点灯
・右ミラーの紛失
・倒されたことによるタンクの凹み
・クラッチレバーの湾曲
・シートの破れ
目視で確認できる限りではこのような状態だった。
ドライバーでキーを抉じ開けた手口や、現場から数キロしか離れていないところから発見された状況からすると、窃盗団ではなく中学か高校生による典型的なバイク窃盗だった。
鍵穴に鍵を刺し込み、恐る恐るエンジンを掛けてみると、以前と同じようにまったく問題なく吹けあがる。
機関は絶好調のままだ。
少々キズとヘコミが増えているが、それでもフレームのゆがみなどは思ったほどなく、欠損している部品も少ない。
何よりナンバーが付いていることがありがたい。
さっそく担当の警察官にお礼を言い、書類の手続きを済ませてバイクを移動することにした。
乗り続けるかどうかはわからないが、せっかくこうして帰ってきてくれたのだから、きちんと乗れるように最寄のバイク屋に持ち込み、修理をしてもらうよう依頼した。
ざっとチェックをしたところ、ライトについてはスイッチが入ってないだけだった。
そのため、キーシリンダー(マスターとタンクはセットで要交換)と、以前から破れてボロボロになっていたシートをまるごと交換することにし、他に点検して修理の必要があれば連絡してもらうことにした。
(シートは表皮張替えで安く済ませたかったが、ホンダではシート全体のみの在庫で、しかもあと20個程度しか残ってなく、これが切れたら二度と手に入らないとのことだったので、高かったがシート一式交換とした)
ミラーについては、市販品を取り付けてあったので、これは用品店でゲットすることにしよう。
ってことで、現在入院中の我がSPADA。
元気に戻ってきてくれたら、まずは改めて再会を喜びたいと思う。
って、登録をなんとかしなければ・・・
この記事へのコメント
yaemon
あと、ガチョウとの兼ね合いだが、スパーダを仮廃車にして当面自宅で保管しておくのがいいと思うのだ。
海鮮丼太郎
ちなみに、18800円だってさ。