“水をこぼさずに走れ”
というのは、日本においては下り最速の豆腐屋さんでおなじみのシチュエーションであったりするわけですが、実はこれ、「急加速」、「急停車」、「急ハンドル」という運転3悪要素を改善するための絶妙なトレーニング方法だったりするわけです。
で、急のつく運転を少なくすれば、燃費も良くなって、結果的にエコな運転になる、という考え方は理に適っていると思うわけです。
(ただし、あくまで周りの交通の流れに合わせるというのが前提ね)
で、実際にコップに水を入れた状態で運転しようとすると、なかなか上手くいかないもので、けっこうな確率でこぼします。
だったら、バーチャルにしてしまえばいいじゃないか。
ということで、スウェーデンのトヨタ現地法人が“A glass of water”という無料iPhoneアプリをリリースしております。
このアプリを使えば、10%の燃費の改善ができる、と謳っております。ホンマかいな?
このアプリを立ち上げると、コップに水が満たされた状態のグラフィックが表示され、加速度センサーでクルマの動きをチェックしはじめます。
急ハンドルを切ったり、急発進、急ブレーキをかけると、ちゃんと水がこぼれるところが笑えます。
で、ついでにGPSで位置情報を記録していて、目的地に到着するまでにどれだけの水をこぼしたか、なんてことがビジュアルで確認することができるわけです。
ただし注意事項として、
・運転中にこのアプリをの画面を見るな
・バッテリー消費が激しいので、1時間ぐらいの使用にしておこう
なんてことが書かれていたりするあたり、どんだけ実用的なのか?と問われるとちょいと疑問符がついたりもするわけですが、あくまでジョークアプリのひとつと捕らえればいいんじゃないかと思いますです、はい。
で、実用的な使い方を考えてみる。
国内であれば、たとえば『エコ・キャノンボール』を企画して、目的地までどれだけ水をこぼさずに到着できるか、なんていうのをガソリン消費量と合わせて計測するルールにすれば面白いんじゃないかな。
同一車種での競争もいいし、異なるクルマでやっても楽しそう。
スウェーデンのトヨタもけっこう粋なアプリケーションをリリースするよね。
日本のトヨタも、こういうのを積極的に出せば、消費者の印象もずいぶん変わると思うのにね。
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