何が必要なのか、まずは議論したらどうか?

  
高速全線無料化困難に 概算要求 千数百億円程度

今の民主党に必要なのは、その政策がどのような社会的影響を与えるか、ということをきちんと考えて、その効果をシミュレートした上で政策の優先度を決めるということであり、マニフェストに書いたからといって、それを稚拙に実行しようとすると世紀の愚策であるこども手当ての悪夢を繰り返すことになる。

「バカはモノを考えるな」とは言うものの、とりあえず政権与党の状態はしばらくは続くので、バカはバカなりにきちんと考えて、せめてその考えた内容を国民に開示し、議論を呼びかけるぐらいの事はしてもらいたい。
国民が民主に対する僅かに期待する事といったら、もうそれぐらいしかないんだから。

で、高速道路無料化に関しては、おいらのスタンスとしては基本的に猪瀬直樹の言っている事に近い。

CO2データ捏造問題によって議論が後退した感もあるが、環境負荷に対する対策と代替エネルギーへの政策的シフトをどうやって後押しするのか。
適度なモーダルシフトが必須になるわけであり、物流に関してはそちらを支援する政策こそが必要なのではないか。

地方の道路無料化に関しても、それが郊外型ショッピングモールに有利に働いているという現状を、駅前のシャッター商店街の復興と照らし合わせてどう政策的にバランスを取るのか、という観点で見直しの議論を進める事も大事だろう。

他にも素人でさえ思いつくさまざまな検討事項があるわけで、そうしたことを議論の俎上に載せることが、いちばん必要な事なんじゃないかと思うわけで。

もちろん、そうした議論を進める上で、官僚の手を借りなければならない場面が多々出てくるだろうが、ギリシャの事例をまるまる日本の危機と吹き込まれて慌てる財政通のバカな総理大臣の二の舞にならないように、政治家もきちんと勉強すればいいだけの事だ。

オウム事件の頃、脱会の説得に当たった地元の寺の住職がこんな事を言っていた。

「カルトに対するには、それを理解した上でそれ以上勉強しないと、説得など出来ない」

すべての事柄はここにつきる。

政治に携わる者は、24時間365日勉強し続けなければならない。
自分が理解できていないことを、国民に説明することなどできないから。

国民だって勉強しなければいけない。
世の中に存在するすべての情報は、発信者の都合によって何らかのバイアスが掛かっている。
そのバイアスの中からウソをウソと見抜くことができるかどうか。
テレビばかり見ていると「何を言っているか」で判断せず、「誰が言っているか」で判断するような思考停止バカになっちまうぞ。

そんな奴らに限って、後から文句を言うんだ。「そんなこと知らなかった!」ってね。
 


この記事へのコメント

  • 左巻き菅

    民主党が集票策として打ち出した高速道路無料化。
    ゴルフ場や行楽地に行く人を優遇するための金持ち優遇策とも見なせる。
    全国的に実施すると、毎年2.5兆円の財源が必要となる。
    それらのバラマキの財源確保のために、民主党は消費税を10%に増税して富者のために貧者を苦しめる。
    2010年07月30日 20:45

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