
そんなわけで、プジョーさんの場合は次世代の話題が出てくると、そのクルマのポテンシャル以前にフロントフェイスがどうなるのか?というのがもっぱらの関心事項であったりするわけで、個性がありすぎるのもいろいろと大変ですな、と。
で、モデルナンバリングのコンフリクトをどうするのか?と注目されていた308の後継車種ですが、便宜上309と呼称されているようですので、ここでもそれに倣って309ということで話を進めます。
プジョー200周年を記念してロゴマークの刷新を行い、次世代のデザインスタディとして発表されたSR1のテイストを受ける形で、309のクレイモデルらしきものがフランスの雑誌にお目見えしたそうな。
2012 Peugeot 309 design leaks
予想CGではないところがなんらかの意図を感じさせるが、ここでプロトタイプのエッセンスを露出させて市場の反応を探る、ってな感じでやっているのかもしれないねえ。
例によって開発にはたっぷり時間をかけるプジョーゆえに、最終的なデザインをFixするのはもう少し後の話になるだろうが、2012年までに14車種を発表するとマニフェストで公言しているので、その中に含まれることは間違いないところでしょう。
308の発表は2007年であり、309が2012年に発表だとすると世代交代までに5年ということになり、307⇒308のモデルサイクルと同等ということになるわけだから、そんなに意外な話でもないわけですが。
モデルサイクルの長い欧州メーカーも、21世紀になってからずいぶんと新型車の投入間隔を短くする傾向にある中、特にここ数年の環境対応を進めるにあたっては、5年というサイクルすら長いということになるのかもしれませんねぇ。
そして、PSAグループとしては、e-HDiと呼ばれるアイドリングストップ機構と、HYBRID4と呼ばれるディーゼル+電気のAWDテクノロジーを核として展開していくことを明言しており、309はその中核を担う役目を果たすことになるだけに、けっこう重要なモデルチェンジになることが想定されるわけですが、308がクルマとしての出来は優れているものの、セールス的に(世界的に見ても)成功とは言い難い状況を考えると、309の開発にはかなりのプレッシャーが掛かることが想定されるところであります。
というわけで、308の顔を見慣れてしまったせいか、この309のクレイモデルについて、あんましピンと来ないおいらがここにいます。
308のマイナーチェンジがあるとしたら、それがどうなるか?という点の方が、どっちかといえば興味があります。
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