ご家庭にゲーム筐体はいかがですか?

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HORIといえば、数多のゲーム周辺機器を製造しつつ、オレコマンダーみたいなバカグッズを作るちょっとイカレたメーカーだったりするのだが、ゲームの周辺機器でも本物志向の流れが一部にあることを受けて、こんどはこんなものをプレオーダー受付中なんだそうな。
あなたのお部屋にゲーセンの筐体はいかがでしょうか!

株式会社タイトー様の業務用汎用ゲーム機(筐体)「VEWLIX F」を
一般のお客様への販売を計画中です。
これに伴い、HORISTORE.comでプレオーダーを開始いたしました!!
(プレオーダー企画:期間内に定数を超えるオーダーが集まれば発売となります。)
詳細は下記ページまで!!

 ■プレオーダーのご案内ページ
  http://www.hori.jp/manual/vewlix_pre-order_201006/

 ■プレオーダー受付期間 6月24日(木)15時~7月7日(水)15時

つまり、ゲームセンターにある本物のゲーム筐体を一般家庭向けに販売しましょう、という企画。
本物志向もここまで来るとただのバカだな。(褒めコトバ)

ゲーム筐体といってもゲーセンに行かない人にとってはもう馴染みのないものになってしまった感があるが、70年代にスペースインベーダーが流行した頃は、テーブル筐体と呼ばれる機械が全国の喫茶店などに大量に導入されたもんだ。
その後90年代に入って画面に傾斜の付いたアップライト筐体が流行し、21世紀の最新のゲーム筐体は、長らく使用してきたブラウン管から32インチの液晶モニタへとグレードアップしている。

一切の妥協を排した豪華なゲーム機と言えなくもないが、当然この筐体でゲームをプレイするためには各ゲームの基板を用意しなければならない。

今のようにエミュレーターの技術などなかった90年代には、ゲームマニアがこぞってゲーム基板とゲーム筐体を買い込んで本物のゲームをプレイするというスタイルが流行した時期があった。
(基板+コントロールボックス+モニタという簡易プレイ環境の人のほうが多かったが。)

そんなブームも、MAMEを始めとしたソフトウェアエミュレーターの登場で価値を失い、ゲーム基板および筐体の市場は一気に冷めてしまったが、それでもごく一部の人たちにとっては、ゲーム筐体を所有するということはかなりのステイタスになっているのは事実だ。
今回のHORIの取り組みも、そうしたマニア向けに一定の台数が売れればいい、ということなんだろう。
その分お値段は49.8万円と、素人がおいそれと手を出せる値段ではない。

いつの時代でも本物を追及するマニアは色眼鏡で見られるもんだが、おいらも可能であれば一台家に欲しいなぁ、なんて思ってしまうのは、まだゲーマーとしての炎が燻っているからなのかもしれない。
 

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