車載監視カメラを考える
当て逃げ監視や車上荒らし対策として監視カメラのニーズは高いのだが、この発想はなかった。
当て逃げ監視iPhoneアプリケーション「iCrash Recorder」の配信を開始
つまりは、衝撃が起こったらそれを感知してiPhoneのカメラで連続撮影をしてくれるアプリ、ということなんだろう。
原理はわかった。
じゃあ実際に使ってみることを考えると…
Q:前後左右からぶつけられる可能性があるのに、iPhoneをどこに向けておけばいいのか?
Q:監視のために、iPhoneをずっと待機させておくのか?(しかもアプリを起動しっぱなしにして?)
Q:そもそも当て逃げ監視はドライバー不在の時に効果を発揮するわけだが、車内にiPhoneを置きっぱなしにしておくのか?
こう考えると、まったく使い物にならないジョークアプリであることがわかる。
思いつきでアプリを作るのも結構。
役に立たないのがわかっているのだから買わなければいい話。
ただ、なんとなく釈然としないもやもやとした不快感が沸いてくるのは何故なんだろう?
切実なニーズがあるところに質の悪い冗談をかまされたからだろうか?
で、車内監視カメラとして期待しているのは、先日ソフトバンクが発表した『みまもりカメラ』だ。
発売が9月ということで詳細があまり明かされていないが、最近普及し始めた家庭用ネットワークカメラの3G版と解釈すればいい。
車内監視カメラとして必要な要件は
1:常に監視状態を維持していること
2:電源を確保できること
3:車内360度の監視が可能なこと
4:異常を検知してその方向の映像を撮影できること
5:異常発生時にその映像をメールなどで通知してくれること
こんなところだろうか。
つまり、ネットワークカメラの電源と通信回線を用意できれば、そのまま監視カメラに転用できるということになる。
それが「みまもりカメラ」のコンセプトだ。
実用に耐えうるかはわからない。
目立つ形なので、車上荒らしなどが見つけたら十中八九壊すか持っていかれるだろう。
もともとは家庭内での用途を想定して開発されている分、監視カメラとしては不十分なプロダクトであることは百も承知している。
ただ、昨日の「カーナビプラン」の話と同じく、まずは商品を出して市場を作ってみることは大事なんじゃないかと思うわけで。
特に通信を必要とするプロダクトは、こうしたキャリア主導で市場を動かしてみないとわからないこともあるからねぇ。
(最終的に小型の通信モジュールでいいじゃん、という結論になるとしてもね。)
そんなわけで、車上荒らしや当て逃げ監視という切実な問題に対して、ふざけたアプローチと真っ当なアプローチ、二つのプロダクトのお話だったのでしたとさ。
オチはない。
ででんでん。
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