プジョーさんが308シリーズのATとエンジンを新世代にチェンジして商品力を高めようとしておりますが、当然シトロエンも同様のアクションを取ることになるわけです。
そんなわけで、発表されました。
シトロエンC5、パワートレインを一新
プレスリリースによると、今回の一番の目玉は1.6Lツインスクロールターボチャージャー付DOHCエンジン(156ps)+新型6速ATの搭載、ということになるわけだが、このエンジンとATの刷新は308と同じですな。
ただし価格は424万円からとなり、旧2.0Lモデル比で5万円のアップということに。
果たしてこの判断がどう出ることになるんだろうか?
超絶ユーロ安のこの期に及んでまだ値上げというのは、シトロエンさんもなかなか強気ではありますなぁ。
ちなみに、1.6Lエンジンでこの図体をキビキビと動かすのはどうなんだろう?という向きもあるかもしれないが、1600kg超の重さを感じられないほど軽快な…わけはない。
さすがに快適とまではいかないが、実用十分なトルクはあるのではないかと思われます。
ただね、ボディサイズと共に排気量のヒエラルキーっていうのは厳然として存在するので、エンジン乗せかえるなら本当はC4の方が良かったんだろうけど…
ちなみに、マイナーチェンジしたということは、古いモデルは処分の対象になるということでありまして。
恒例の大盤振る舞いセール中であります。
CITROEN COLLECTION もれなく50万円の購入サポートプレゼント
今までの15万円購入サポートに加えて、35万円の追加サポート。
419万円のC5セダンが369万円まで下がります。
でも、“サポート”って言い方、なんか援助交際みたいでイヤだねぇ。
値引きって素直に書けないから、耳障りのいい言葉に変えてるだけじゃないのか、と。
いずれにしても、308シリーズも4ATの現行モデルがなかなか捌けない状況でもあるので、C5も処分に苦労してさらにこのサポート以上のお買い得感を打ち出してくる事は十分ありえるので、お買い得感を取るか、性能を取るかをゆっくり悩んでもいいような状況ではあるかと思います。
P.S.
C5といえば、欧州で放映されたCMが秀逸。
もはやドイツ車に引けを取らないというメッセージ性は理解できるが、なんつってもフランス車であるシトロエンがドイツを格上と認めたうえでのアピール。
このCMに許可を出したシトロエンもすごいと思う。
“NEW CITROEN C5. UNMISTAKEABLY GERMAN(まぎれもなくドイツ)”っていうのも、すげぇメッセージだな。
この記事へのコメント
C5カッコイイけど太郎
それを思うと日本仕様の装備変更や輸送コストを含めても120万円ちかい価格差はちょっと高すぎるような気がします。
販売台数が少ないから1台あたりの利幅を大きくするのは・・・ん~、難しいですね。
海鮮丼太郎
クルマ自体はよく出来ているので、パワートレインの改良で商品力を上げたからという判断であれば、別に何も言うことはありませぬ。
いずれにしても、C5は安くしたからといって爆発的に売れるわけでもないだろうし。
他社からの乗り換えなんて案件では値引きで対抗したりもするんだろうしね。
海鮮丼太郎
値上げしたとは言っても、仮想的であるパサートと比べても価格ではいい勝負なのよね。
これだったら十分という気もしてきた。
C5カッコイイけど太郎
フランスでは半分以上がディーゼルという状態を考えると、ベンツEクラスに続いて日本にディーゼルを投入して欲しいですね。PSJが必死になってPSAを口説いて欲しいなぁ~。