カングーBE BOP国内導入決定

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カングー BE BOP(ビボップ) Coming soon !!

販売台数はなかなか増えないものの、ルノーはカングーを大切に育てようって気概があっていいね。

新型カングーになってふた周りほど大きくなってしまったが、実車を見てみるとこれがまたいいんだわ…
先代に比べて実用車としてのポテンシャルは何倍にもなった気がするんだけど、やっぱりボディの大きさは物理的な障害になるケースもあり得るだけに、ユーザを選ぶクルマになってしまったことは残念で仕方が無い。

で、ルノーとしてもこの辺は問題と思っているんだろうか、大きくなったカングーの下を埋めるラインナップであるBE BOPの導入を決定した。

で、このBE BOPは、商用車然としたカングーに対して、明らかにポップなパーソナルカー路線を狙っており、上下分割で開く特殊なリアゲートなど、随所にデザイン的見所のあるクルマだったりする。
ただし、先代カングーに比べてかなり小さくなってしまっているので、代替を狙えるか?と問われるとそのカーゴスペースの使い勝手に掛かってくるような気がしてならない。

むしろ先代カングーオーナーは、代替を考えるならシトロエンのC3ピカソなんかの方がグっとくるんじゃないかと思うのだが、シトロエンジャポンはC3ピカソの導入計画が無い。
こうしてなかなか乗り換え候補が現れず、先代カングーオーナーは旧車化していくカングーを大事に乗り続けるのでありました。

しかしそれでも、選択肢を用意して提案し続ける姿勢は大したもんだと思う。
ルノーはヘタするとプジョーよりラインナップを豊富に持っていたりするが、販売規模はプジョーの1/3程度しかない。
それでもMTの設
今年もカングージャンボリーなんかを開催したりと、オーナーとの接点を大切にする姿勢は、PCJとは対極的な動きだ。

どちらがいいか?と言われれば、おいらは長期的にはルノーの施策の方がいいと思う。
オーナーのナマの声を拾い上げると共に、自分の声をインポーターに伝えることができたというオーナー側の満足度を高めることができるのは、お金を掛けて広告を出したところで決して手に入れることのできない大切な要素だと思うわけだ。

おそらくBE BOPの導入に関しては昨年から開催しているカングージャンボリーやその他オーナーの意見を聞き入れての決断だろうと思う。
車種を増やすということはそれだけ販売管理費が増加するわけで、その決断には敬意を表したい気すらある。

そういえば、NAVIの最終号で並行輸入のBE BOPとC3ピカソの比較テストをやってたな。
並行輸入だとBE BOPの価格はたしか250万ぐらいだったと思う。
ルノージャポンが発売するのであれば、カングーの価格から見ても200万を切るぐらいが期待できる。
いずれにしても、こういう楽しいクルマこそがフレンチの真骨頂なわけだから、1007をとっとと見切ってしまったプジョーを反面教師として、ルノージャポンにはBE BOPを大切に育てていってほしいと思ったりする。

ところで。
BE BOPは“ビボップ”じゃなくて“ビバップ”だろ、常識的に考えて。
   

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