そんなわけで、6日間におよぶ四国旅行から帰還したわけだが、いろいろと語りたいこともある。
しかしそれにはいろいろと整理しなきゃならないことがある。
そんな状況なのでとりあえず総括なんかを先にしてみることにする。
今年のGWは、4月30日(カレンダー上は平日)をどう使うかがポイントになった。
おいら達は4月30日を有休とすることで、5月5日までの1週間をまるまる休みにする作戦を取った。
その最初の2日間を妻の友人達と香川でうどん巡りをし、翌日を四万十川観光にあて、ここで友人達と別れ、以後二人で先祖の墓参りや四国観光をして帰るという日程を組んだ。
4/28 22:00にクルマで出発
4/29 飛行機組と合流、うどん巡り1日目(4件)
4/30 うどん巡り2日目(4件)
5/1 四万十川観光、高知市内観光 ⇒友人達は帰宅へ
5/2 先祖の墓参り。体調不良につき予定を変更。高知滞在。
5/3 親戚の墓参り&安芸、室戸岬を経由して帰路へ。神戸で宿泊。
5/4 8:00に渋滞を覚悟の上で帰路へ。思ったより早く18:00には帰宅。
速報でBLOGに上げておいたが、二日間で合計8店のうどんを食したわけだが、どこも人気店でありながら実際に行列を作ったのは「なかむら」で40分ほど待たされた以外はほとんど行列らしい行列はなかった。
途中で善通寺、こんぴらさんを観光したり、翌日は目的の店(谷川製麺と三島製麺、池上製麺)が休業というアクシデントがあったものの、谷川製麺そばにある美合温泉の露天風呂でゆっくりしたり、まんのう公園で食後の散策をする余裕すらあった。
しかし、GW本番になったらこのありさまだ。
さあGW、好天恵まれ長い列/香川県内
テレビの全国ニュースでも話題になるぐらいの混雑振りだったわけだが、おいら達は奇跡的になんの障害もなくこれらの観光名所を楽しむことができた。
これはもう、完全な作戦勝ちと言ってよかろう。
そんなわけで、香川でうどんを堪能した後はその足で高知へと入る。
5月1日はGW初日ということもあって清流四万十川をどこまで楽しめるか、というのがこれまたポイントになったわけだが、江川崎駅付近の四万十川を多方向から楽しめるエリアでゆったり水遊びをしたり、沈下橋をクルマで渡ったりといったことをすることができた。
恐らく今日はみんな移動日で四万十川までは足を伸ばさないだろうという読みがこれまた当たった。
翌日からはけっこうな賑わいだったようだ。
本当ならこの日の夜に親戚の家に泊まって、翌日朝から墓参りをしたらそのまま室戸岬を目指す予定だった。
しかし、親戚宅で振る舞われたカツオのタタキと日本酒攻撃にあえなく撃沈。
いろいろ疲れてたんだよ、なんて言い訳させてもらいたい気もするが、要は自分の酒量を弁えてなかったという学生のような飲み方が失敗の原因だった。
そんなわけでここから予定を組みなおし、室戸岬でのキャンプを諦め、親戚宅にもう一泊させてもらった。
とはいえ、この一泊がおいらに与えた影響は大きかった。
先祖の墓参りを済ませたあと高知の日曜市を歩きながら、高知という地方の現状をいろいろと聞かせてもらう。
主要な産業が育たず、人口も減少を続けており慢性的に財政が厳しい中で、今回の龍馬ブームが与えた影響の大きさや、ETC割引が与えた地元鉄道への悪影響(予土線は存続の危機ですらある)は、そこで暮らす人にとってダイレクトに生活に響いてくる話でもあったりする。
環境技術などへの投資をして有力企業の誘致を進めても、最初から工場の機械化が進んでおり期待されたほど地元の雇用を生んでいない現実や、アルバイトする場所すらない高校生たちが、どうやって社会との接点を学んでいくのか?といった問題まで。
これらはすべて、政治によってコントロールすべき話であるが、おいら達はどうしても都市圏での利便性を軸にものごとを考えてしまう。
しかし、地方の人が持続的に生活可能な暮らしを実現するためのグランドデザインは、政治任せにせず国民全体で議論すべきことであることを痛感した。
特に民主党が政権を取ったせいで、地方の経済は混乱の極みにある。
改革の苦しみではない。停滞による困惑の苦しみなのだ。
まさかこんなところで政治の現状を目の当たりにするとは思いもよらなかった。
ってことで、5月3日になって得るものの多かった親戚宅を後にして、安芸、室戸岬と巡って帰路に着く。
この日は長距離を走ることにはなっていたものの、神戸にホテルを取ってあったので、そこまで辿りつければいいので気楽なものであったのだが…
既に書いたとおり、淡路島で大渋滞にハマる。
これまでの素敵な思い出が、その渋滞によってかき消されてしまったような気がする。
もっといろんなことを感じていたんだが、思い出せない…
そして帰ってきてこの総括を書いているわけだが、今回あえてGW中に混雑するのを承知の上でクルマで移動をしてみたわけだが、得るものは多かったという結論だ。
総走行距離:2182km
燃費:14.20km/L
掛かった費用は二人でだいたい8万円。
高速道路料金が約1万円。
ガソリンが約2万円。
ホテルが約3万円。
土産が約1万円。
飲み食いが1万円。
ざっとこんなもんです。
ETC割引が終了し、正規の通行料になったら、恐らく総額は10万円を突破してたでしょうな。
こう考えると、ETC割引のインパクトは大きかったということになるわけだ。
ちなみに二人で飛行機を使うと、往復で4万x2=8万円ということになり、もっと高額でありました。
レンタカーとか借りたらもう大変だねぇ。
まぁ、時間を取るか安さを取るかは人それぞれ価値観の違いだからどちらがいいとは言わないけど。
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