大切なことだから2回言う。
バカに政治をやらせるとこういうことになる。
こいつらには例によってグランドデザイン不在を感じざるを得ない。
交通行政は統計と分析によって比較的施策を導き出しやすいのだが、まともに議論することすら放棄したとは…
エコカー(と現時点で呼ばれるもの)の購入に関しての優遇は理解ができる。
社会的な環境対応車へのシフトを促すという意味で有効であり、また経年車からの乗換えを補助金というブースターを使って加速させることも理に適っている。
その上でエコカー(と現時点で呼ばれるもの)への買い替えをするかどうかは消費者の選択であり、古いクルマもしくは燃費の悪いクルマに乗り続けることを選択したとしても、それは個々の消費者の事情であって、それ以上干渉されるべきことではない。
しかし、エコカー(と現時点で呼ばれるもの)に乗っていることとそうでないことが、なぜ高速道路の通行料金の差となって跳ね返ってくるのか?
クルマ社会をどうしていきたいのか。
たとえば、新興国との激しい競争に対応するために軽自動車の規格優遇を段階的に排し、環境性能によるランク付けしていくようなことで、同じ優遇政策にしても自動車メーカーの国際競争力を強化する方に導くといったことも出来たはずだ。
どういった前提に基づいて、何が必要とされているかを明示しないで場当たり的な施策を繰り出すのは、官僚による支配と批判して来たその足元にも及ばない愚挙であり、もっともセンスの無い行為だ。
バカな上にセンスが無いのであれば、もはやギャグとしか言えない。
そして、税金を使ってギャグを見せられる国民はたまったもんじゃない。
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