
※正確を期すために社名表記をアイシンAWと修正しました。
プジョー、308CCに新6速ATを搭載 (ソース2)
そんなわけで長らく追いかけてきましたが、やっと発表となりました。
308はccを皮切りにHB、SWともに順次6速ATへと換装されることになります。
エンジンに関してもEURO5対応で出力が103kW(140PS)から、115kW(156PS)にパワーアップが図られているので、全体的なパフォーマンスがアップしたのはいいですな。
モーターショーの記事で既報のとおり、採用されているのはアイシンAWの新世代6速AT TF-70SC。
繰り返しになるが、特徴は以下のとおり。
・燃費の改善(従来品に比べて8.4%の改善)
・変速時間の向上(従来品に比べて0.2sec.向上)
・重量の軽減(従来品に比べて3kg軽量)
これは407に搭載されていた従来品の6ATより3kgほど軽く、燃費も8.4%程度の改善という基本スペックを備えており、これをプジョー側のオーダーに合わせて制御プログラムのセッティングを行い仕上げていく。
プレスリリースの中で、
“2速から6速のロックアップ領域を広げることで、ダイレクトなドライブフィールとクイックなシフトレスポンスを実現”
と謳っていることから、AL4と同じようにMTライクな変速が可能であることが推測される。
エンジンもセッティングを変えていることから燃費に関しては最低でも1割ぐらいは改善できるんじゃないか。現行308ccは9.4km/Lなので、10.2km/Lぐらいか?
モーターショーの際にアイシンAWの人とも話したが、どちらかと言えば燃費を極端に改善することよりも、ダイレクトかつスポーティなシフトチェンジを得意とするトランスミッションなので、プジョーの要望する味付けは日本車のように極端な燃費志向にはならないだろう、とのことだった。
トルクコンバーターでズルズルと滑らせるセッティングが多い日本車と違い、プジョーらしさは失われていないというのであれば、これはかなり魅力的な要素に成りうる。
燃費に対するアピール度は弱くなってしまうけどね。
で、308シリーズの大きなウィークポイントであったATは刷新されたわけだが、もうひとつの価格についてはどうなんだ?という話なのだが…
CCというプレミアムモデルということもあり、価格は308cc Premiumで据え置き、308cc Griffeで5万円アップ。
はたしてこの値付けは正直どうなんだ?という気がしないでもないですが、他車に対するウィークポイントを潰して商品力を上げたのだからそれでいい、というPCJの判断なのかもしれない。
それでいいなら、それでいい。
3月17日より予約受付を開始するがデリバリーは夏からだ。
ずいぶん間が開いているような感じだが、どちらかといえばこれは受注の反応を見たいというマーケティング的な都合だろう。
日本に導入するにしても、事前予約できちんと仕様を把握しておき、無駄なコストを掛けずに売ろうという発想。
これはボルボなどにも見られる効率的な販売策と言えるが、タイミングを逃すと好みの仕様が選べないなどの不都合も出やすい。
欲しい人は急げ!などとは言いにくいご時世なだけに、どれだけの人が事前予約に飛びつくか。
308ccのブランド力がある意味試される話になるのかもしれない。
で、疑問点がいくつか。
・スペシャルサイトに掲載されているのは従来モデルの308ccであること
・新型に関する詳細スペックが発表されていないこと
・フェイスリフトを伴うマイナーチェンジか否か
・で、AL4に比べて実際の燃費はどれぐらい良くなったのか
この点について、いつ情報を出してくるんだろうか?
ちょっと探りを入れてみようかな。
この記事へのコメント
6速化遅すぎるぞ太郎
ライバルのVWが6速・7速のATを投入している時に、4速というのはキーワードとして弱いし、実際の燃費などにも大きな差がつけられていましたね。
象徴的なモデルであるCCから投入したいのは分かるけれど、夏のデリバリだったらHBやSWも同時に発表だけやって欲しかったですね。そんなことしたらこれから夏まで308の不良在庫の山になるから出来ないでしょうけど。
価格を下げなかったのは意外でした。象徴的なモデルであり日本での実質的なトップモデルだから下げなかったのかもしれませんが、HBなどが値下げしているのに、CCだけ下げないと価格差が広がってアンバランスな価格帯になってしまうような気がするのですが・・・
海鮮丼太郎
CC先行発表というのは単に本国のスケジュールの都合でしょう。
国内の308の状況を改善するために、現在出せる情報を先行して出した、というところじゃないっすかね。
世田谷店にちょいと探りを入れてみましたが、まだ現状プレスリリース以上の情報は何もわからないとのことで、今回の6ATがランニングチェンジなのか、マイナーチェンジになるのかもわからないとのことでした。
(まぁ知っててもしゃべれんでしょうが)
で、遅きに失した感はあるものの、こうして改善のための手を打ってきたことは素直に賞賛したいところです。
価格に対するアンバランス感は、装備とのバランスによってなんとでもなるのかなぁ、と。