
(上段左から)
HP Jornada 560
SHARP Zaurus MI-E1
HP iPAQ H2200
TOSHIBA GENIO e550X
APPLE iPhone 3GS
(下段左から)
CASIO CASSIOPEA BE-500
SONY CLIE PEG-NX60
SONY CLIE PEG-T600C
SONY CLIE TEG-TJ37
別にコレクターとかそんなんじゃないけど。
集めたらこんなになった。
機能的には、ソニーのPEG-NX60がPalmOSを独自に拡張してFLASHや動画が見れたり、専用のメニュー構造で使い勝手を良くしていたりと、7年前のガジェットとは思えないほどの充実っぷりに笑みがこぼれます。
やっぱりソニーはこういうのを作らせると光りますな。
しかし、いかんせんPalmOS、PocketPC、ZaurusなどはOSそのものがプアであったこと、そして今のスマートフォンのように通信でデータを取得することが難しかった事を考えると、どうしてもハードウェアの機能として魅力を前面に押し出さなければならなかった当時のPDAの事情は、過渡期のデバイスである感が拭えない。
得にデータ取得に関しては“母艦”とよばれるPCから転送しなければならないという構造であるがゆえに、手軽さという点でも敷居の高い存在ではあった。
無線LANを使ったりとかいろいろとやってはきたものの、いつでもどこでも単独でデータ取得が出来るという理想郷にたどり着くためには、スマートフォンの登場を待たなければならなかった。
結局PDAのブームは2002年頃には終息してしまい、2005年末に国内でスマートフォン立ち上げの契機となったW-ZERO3が登場するまでは、こうしたデバイスの需要そのものが冷え込んでしまったのだった。
そんな歴史を辿ったPDAではあるが、こうしてオールスターたちに並べてiPhoneを置くと、PDAが培ってきたさまざまな試行錯誤がiPhoneのハードとソフトのバランスの取れた融合に落ち着いたのだということがよくわかる。
古くはAppleもNewton MessagePadでPDAの未来を模索した時期があったが、2000年代初期のPDAブームに参入しなかったのはむしろ正解だったのではないかとも思える。
Appleのやりたいのはこんなことではない、と。
iPhoneと言えどもリッチコンテンツのダウンロードには無線LAN環境が無ければPC(iTunes)経由が必須という、母艦を必要とするモデルから脱却できていない。
そして、その母艦であるiTunesというソフトの肥大化と使い勝手の悪さが、だんだん足を引っ張るようになってきたというのは皮肉な話だが、最終的にはリッチコンテンツも含めてすべてが端末側で完結できるモデルに行き着くのにそう長くはかからないだろう。
PCが主でありPDAが従であるという関係性から、完全な独立した存在への進化、それがPDAの目指してきた道であり、歴史だったのかぁ、と過去の名機たちを手にして思うのであった。
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