PSPやDS、iPhoneやネットブックなど、外部端末接続の需要が急に増えてきていることをから、ドコモもパケホーダイダブルのプランに外部機器接続も許可した定額プランを発表した。
パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」のメニューを追加
要は、パケホーダイダブルでiモードフルブラウザを利用した際の上限料金に、外部接続料金も含めてあげましょう、という内容だ。
ネットブックなんかのモデムとして直接繋いだり、(先日ソフトバンクが+200円でサービス発表した)カーナビなどとの接続にも使えるし、モバイルルーターなんかに接続すると、128Kの無線アクセスポイントの構築も可能になる。(と思われる)
ただ、ね…
送信64kbps/受信128kbpsというのはいったい何なのだろうか?
しかも「特定アクセスポイントを利用した最大128kbpsの通信」という制限が付くのは何なんだ?
どう見ても、「ウィルコム脱落組を受け入れられればいいや」といった感じで、何か先進的で画期的な内容、というわけでもなく、正直おいらは戸惑ってしまった…
確かにドコモの回線網を使えるというのは、全国中でもっとも接続できる可能性が高い状況ではあるものの、ウィルコムのはベストエフォート800Kの通信を謳っておりそれに比べれば128Kは明らかに遅すぎる。
最低でも今この手の回線に求められるのは、Web閲覧と低画質ストリーミングが閲覧できるレベルであるベストエフォート1Mbps、実効320Kbpsぐらいの回線速度だろう。
フルブラウザを利用しているユーザーはそんなに多くないと思われるため、実質的に1575円アップで外部機器接続ができるようになった、と感じる人が多いんじゃないかね。
この手のサービスはキャリアの資産の切り売りなので、できるだけ小出しにしたくなるのはわかるんだけど、時代の変化がものすごい勢いで変わり始めている状況なので、せめて風を読んで先手を打つような施策を望みたいんだけど・・・
残念ながらおいらはこのプランに魅力は感じなかった。
まだドコモは守りの姿勢を続ける気なんだろうか?
これに対して何かソフトバンクが手を打ってきたりすると、厄介なことになりはしないかと心配になってしまった。
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