米GM、独オペル売却を取り止め
こんな後だしじゃんけんが認められていいのか?っていう気がしないでもないが、結局オペルの売却話が取りやめになってしまったそうな。
マグナもドイツ政府も大激怒しており、緊急融資の15億ユーロの返還を求めたりと法廷闘争など大きな話に繋がっていきそうな感じ。
GMにとって世界戦略、とりわけ欧州戦略においてはオペルの存在意義は大きいので、可能であれば手放したくないところだったんだろうが、それにしても正式発表後にやっぱ止めますっていうのは、さすがに通常のビジネスルールを超越したと非難されるのも止むを得ないだろうなぁ。
売却がそのままいけば、技術がロシアに流れることになるので、それを防ぎたいとかいろんな思惑はあるにしても、GMだって体力的に持ち直したわけではないし、一度破綻しているんだから、一刻も早く健全化を進める必要があるはずだが、今回の動きはそうしたビジネス面ではなくむしろ政治的な側面が強いような気がしないでもないね。
いずれにしても、現状では日本で正規にオペル車が買える訳ではないので一喜一憂する必要もないのだが、とにかくオペルはいいクルマを出しているので、その邪魔をしないでもらいたい、とは思うわけだ。
オペルはこれからどうなってしまうんでしょうか?
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