昨日の話は忘れていいよ

 
プリウス、HS250hと続いたトヨタハイブリッド大作戦の、今年最後を飾るSAIが登場。

トヨタ、新型ハイブリッドSAIを発売

もはや唯一のアイデンティティである燃費に関しては、23.0km/L(JC08モードでは19.8km/L)と、2.4Lエンジンを搭載し、1800kg超のクルマとしては悪くはない。
悪くはないのだが、これに338~426万もポンと払えるのはいったいどんな層なんだろうか?

というのも、すでに事前予約分で年度内の納車はほぼ埋まってしまっており、今からオーダーしても納車は来年の5月以降だとか。
つまり、皆が熱狂したエコカー助成の対象外になる可能性は極めて高く、それまでに気持ちが萎えてしまうことはないかと他人事ながら心配してしまうのだ。

助成を受けられないとすると、別に焦って買う必要もあるまい?
値段はがんばったと思うが、それでもプリウスと130万近くも差があるとしたら、慎重に検討する必要があると思うのだが、実車も見ずに決めてしまう人の気が知れない。

東京モーターショーで大々的にお披露目するためだろうが、トヨタも12月発売のクルマを今発表して受注を煽るなんていうのは、あんましスマートなやり方じゃないね。

なんでこんなに突っかかるのかと言うと、昨日こんな話があったからだ。

トヨタ、マークXをフルモデルチェンジ

不憫だ。
不憫すぎる。

これほどどうでもいい扱いのモデルチェンジも珍しい。

クラウンでもなく、ハイブリッドでもないただのFRセダンということで、何の意味があってフルモデルチェンジをしなければならなかったのか、さっぱり理由が見出せない。
もはやこれは、新しいものを出し続けなければいけないという強迫観念から出てきただけの産物ではなかろうか。

セダンの時代はとっくに終焉を迎えており、基本的に国内専売モデルであるマークXを、こんなに頻繁にモデルチェンジする意味はないじゃないか。

などと軽くスルーしてしまうことが、昨今のエコカー&ハイブリッド絶対主義に毒されているといっても過言ではない。

(おいらはあまり好きではないが)トヨタの中で数少ない、走れるセダンとしてのアイデンティティは健在だし、選択肢としてこうした地に足の着いたクルマが残っていることは重要なことだとは思う。

ただ、その立ち位置が中途半端というかトヨタ自身がどうアピールしていいのか図りかねているところがむしろ問題ではないか。
事前のティザーマーケティングに目立った動きはなかったし、昨日の話題は今日のSAIで完全にかき消されてしまっている。

売れないからあまり販促費をかけられないのは仕方が無いが、身内で食い合ってどうするんだ、という気がしないでもない。

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