iPhoneを検討してみる(1)

 
『俺、この仕事が終わったらiPhone買いに行こうと思うんだ。』

見事な死亡フラグ。
小雨降りしきる中、渋谷のビックカメラに入っていく奴の姿をその後見たものはいなかったという・・・

ウィルコムを解約することで、通信カードに代わるネットインフラを導入すべきかどうか迷いに迷っていたが、会社のイーモバイルと公共無線LANの普及で外出先での通信インフラはある程度確保できるのではないかという結論に至った。

そこで選択肢が2つ。

 (1)ドコモの端末をアップグレードする
 (2)iPhoneの導入を検討する

現在使用しているのは1年半前の端末であるF906i。
今年の春にSH-04Aに浮気したが、それが誤りであったことは素直に認める。
結局ヤフオクで早々に手放し、1万円近くの勉強料をムダにしたのであった。
ダメだった理由は、端末そのものの使いにくさという点もあるが、SH-04Aに主要なサービスやアプリが対応していなかったことによって、その性能を十分に使いこなせなかったことが大きい。
iPod touchを買って1ヶ月で手放したのも同様の理由からだった。
つまり、新規の端末はそれだけでは意味を成さず、アプリやサービスが充実してきてこそ真価を発揮するということだ。

で、懲りもせずなぜ(1)を検討しているのかというと、現行のモデルからiモードブラウザが2.0となり機能が拡張されたという魅力的な点があるからだ。

・1ページのキャッシュ容量が500KBまで表示可能(以前は100KB)
・HTMLの拡張
・JavaScript対応(10月末から解禁)
・FLV再生可能
・マルチウィンドウ対応

ってことで、iモードサイトだけでなく従来のPCページを閲覧するにも使い勝手が向上することが期待できる。
これはすなわち、わざわざノートPC+通信カードを引っ張り出さなくてもWebで調べごとができることになるのでかなりのメリットだ。

ただし、まだ不透明な部分があるのは、iモードサイト側で対応したページが準備されていなければ、SH-04Aと同じ失敗を繰り返すことになる。
特に問題になっていたJavaScriptの解禁で、どこまで便利になるかはまだ未知数なところがあり、今慌ててお金をかけて端末をアップグレードする必要性が今一歩感じられない。

そこで(2)になるわけだ。
iPhoneに対してあれこれ言ってはいるものの、興味がないわけではない。
問題になっていたのは、ソフトバンクというキャリアに対する疑念と、複数の契約を維持するためにはコストが掛かりすぎるという現実的な問題だ。

おいらはソフトバンクという会社(グループ含む)に対してはまったく信頼していない。
それは就職の際に役員面接で落とされた恨み…とかではなく、キャリアとして維持しなければならないインフラ面での安全性の不備や相次ぐ個人情報の流出、やったもん勝ちとも言える借金体質などなど、ライフラインとして信頼に足る企業とは言いがたい状況があるからだ。

しかし、主ケータイをドコモで維持しつつ、通信を主体とした利用であれば、iPhoneを導入するのもやぶさかでは無いな、と。

何よりiPhoneは今あきらかに旬であり、魅力的な新しいサービスを活用するためには、やはりiPod touchではなくiPhoneである必要がある、という結論に至った。

ソフトバンクに個人情報を預けるのは気が引けるが、信頼できる店で手続きすれば、多少リスクは減らせるだろう。
そんなわけで、冒頭の話に戻るのだが、昨日ビックカメラへ行ってきた。

話が長いって?
おいらもそう思う。

じゃ、つづく。
 
 

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