90年代に一斉を風靡したPalmデバイスを覚えているだろうか?
PDAというカテゴリを一般にまで知らしめた、あのデバイスである。
それこそ今で言うところのiPhoneのように得意気に持ち歩き、周りに見せて回る光景そのまんまが繰り広げられるほどのヒットを飛ばした、PDAブームの原動力になったデバイスだ。
PDAといえば、それ以前にAppleが投入したNewtonが有名であったが、そのコンセプトをさらに進化、小型化したのがPalmだった。
ってことで、そんなPalmの歴史と舞台裏を伊藤正宏がまとめたのが、『Project Palm』だ。
電子書籍で第2弾が発売されたのでまとめてご紹介。
Project Palm 1 誕生──ジェフ・ホーキンスとPalmOS
Project Palm 2 挑戦──山田達司とPalmOS日本語化計画
日本にはシャープのZaurusなんかもあったり、MicrosoftのWindowsCE陣営など、それこそPDAをめぐる動きは大乱戦の様相であったが、その分おもしろいデバイスが多数登場して、おもしろい時代でもあった。
今でこそPDAはその機能をスマートフォンに引き継いでいるので、PDA単体としての新機種が出ることは少なくなってしまったが、そんなPDAの歴史の中でPalmがどうやって日本に浸透していったのか、なんてことも含めて、かなり読み甲斐があるのでオススメするですよ。
ってことで、9月はうちも決算期なんだ。
ひとつよろしく頼むよw
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