不甲斐ない道楽親父を持つ、やれば出来る子のオペルさん。
マグナとの養子縁組で幸せを掴みそうになったところで、まさかの道楽親父が復活。
『おまえ、欧州でいっぱい稼ぎそうだから養子になんか出さん』
もはや涙なくして語れません。
それなんて世界名作劇場?
GM、オペル売却撤回も 4千億円の調達計画策定
ドイツ政府もマグナへの売却でなければ政府支援を行わないと表明したり、いつまでも話が決まらないことに労組が大反発していたり、今までどうやってオペルを生き延びさせるかと頭と身体を使ってきた人たちは怒り心頭。
個人的にはGM本体は潰れてもいいがオペルは存続して欲しい派なので、さっさと話を詰めてマグナへの譲渡を決めて欲しいと思ってたのだが、GMの中にも欧州市場の重要性を認識できる人材がいることに正直驚いた。
ただし、オペルには単独でプラットフォームを開発するだけの余力がないから、すべてとは言わないが競争力のある車種を開発していくにはどこかと提携してプラットフォームの共用化が必要になってくるのではないか。
今まではGMとの共用が可能だったが、その関係を維持しつつマグナへの売却という線が一番オペルらしさを発揮できる野ではないかと思うのだが。
北米での買い替え補助制度によって瞬間的に売上げが回復してGMも強気になってきたのかもしれないが、それとて既に予算を使い切って終了したとたん、来客数が激減というわかりやすい状況であることから、景気回復とGMの業績回復はまだまだ先になることは明白なのにねぇ・・・
道楽親父の気まぐれに付き合わされるオペルさんの物語を、これからもハンカチ片手に眺めることにしよう。
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