栗駒山トライアル

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週末に仙台の友人のところを訪ねる予定を立てた。
本当なら妻を連れて行くつもりであれこれ準備していたのだが、妻の会社で新型インフルエンザが発生、本人も感染の疑いアリということで急遽一人で行くことに。

土日でゆっくり行くつもりが、一人だったらどんなムチャもできる、ということでせっかく東北に行くのだったらどこか観光してから仙台へ入る方がいいだろう、と思いついたのが金曜日の夜。

なんとなくGoogleMapを眺めていて、ぐりぐりと動かしながら目をつぶって指差したところが栗駒山だった。

そうか、栗駒山か。
高原もあって、なんか有名らしいし、せっかくだから行ってみようか。
なんで有名なのかを確認しないまま、なんとなく深夜の2時に出発。東北道を一路北へと向かう。

別に急ぐ旅でもないので、PAで仮眠をしながら若柳金成ICに到着したのが朝の10時ちょっと過ぎ。
栗駒方面の案内板があったので、それに従って一路栗駒高原を目指す。

この時点で気がつけば良かったのだが・・・
有名な国定公園でもある栗駒山だというのに、そちらに向かうクルマが少なかったことを。

国道457沿いに1時間ほど走ると、なにやらナビに妙なマークが。
あぁ、最近雨が多かったから土砂崩れでもあったかな?などと思いつつ進んでみると、工事現場で静止させられた。
この先には行けないよ、と。

「何かあったの?」
「道が崩れちゃっててしばらく通れないよ」
「栗駒山に行きたいんだけど」
「ここからはダメだねぇ。一関の方から行けばいいよ」
「一関ってどこ?」
「☆♪※▲(方言で聞き取れず)」
「兄ちゃんどこから来たの?」
「川崎」
「はぁ~えらい遠くからご苦労さん。ヒマだねぇ」
「ヒマとはなんだ!7時間半もかけて来たのに!ヽ(`Д´)ノ」

ってことで、慰め半分、バカにされ半分で元気を取り戻し、時間も早かったので迂回路を抜けて国道342へ。
厳美渓を通って須川温泉方面を目指す。

こちらの道も快適に走ること1時間。
どうも様子がおかしい。

山は崩れ、

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橋は落ち、

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観光施設に客のクルマはまばらにしか止まっていない。
いくら雨が多かったとはいえ、橋が落ちるほどの被害って起こるもんだろうか?

で、思い出した。
なんで栗駒山が有名になったかということを。

昨年、岩手・宮城内陸地震があって、震源付近のこの周辺は震度6近くの揺れで大きな被害を受けていたということを。

あれだけニュースになったのに、この地を訪れるまですっかり忘れていたというのは、彼の地での他人事という意識がおいらの中にあったからだろう。
被害に遭われた方には申し訳ないが、やはり遠くの出来事というのは忘れてしまいがちになる。

ってことで、それでも1年経過したから復旧したかな?と思いそのまま走り続けると、完全に道路が封鎖されていた。

いや、何度も書くようだけど、行けないんだったら行けないって掲示出しておいてよ。
確かに途中何箇所かで通行止めの表示があったが、あくまで地元の住所での表記であったため、それが栗駒山へと通じる道が通行止めになっているという案内としては認識できなかった。
(しかも、栗駒山はこっちっていう標識は普通に出ているのでそのまま進んでしまった)

一部の観光施設は営業を行っており、風評被害を抑えるためであろうことは想像がつくが、それでもやっぱり

「この先栗駒山方面には行けません」

とハッキリ書いて欲しかった。
っていうか、さっきの通行止めで警備員にこっちから行けばいいって言われたんですけど?
嘘つかれたヽ(`Д´)ノ

おいらが呆然と封鎖ゲートの前で立ち尽くしていると、後ろから山形ナンバーのクルマがやってきた。
この先の須川温泉に行くつもりだったという老夫婦と、地図を広げてどうしたもんかと途方に暮れた。

結局このまま進むこともできず、おいらは仙台方面に抜けたかったのにそれも適わず。
引き返しましょうかね、ってことで国道342を一関方面へと戻ることにしたのだった。



まぁそれでも気ままに走るという当初の目的は達せられたので、得るものが何もなかったわけではない。
ただ、壮絶なムダをやらかしたことに対して腹が立つ。

出かける時は事前調査を忘れずに。
せめて地元の観光Webページには目を通しておくべきだ。
「岩手・宮城内陸地震」の被害で道路を通行できないため、栗駒山には入山できません。

それにしても、今年は山との相性が悪い。悪すぎる。
いったいこれはどうしたことなのか。
 
道が復旧したら、改めてリベンジしようと誓いつつ、仙台に向けて敗走するおいらであったとさ。
 

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