輸入車市場はそろそろ底を打った?
はい。
ということで、5月の輸入車実績が公表されますた。
5月の輸入車市場に関してみれば、助成対象外とかエコ減税対象外とか踏んだりけったりの状況だったわけですが、それでも独自のサポートプランを実施したりして話題づくりの努力をしていたと言えるでしょう。
結局のところ全体としては5月実績は11115台、前年比80.4%という水準で落ち着きました。
毎月-30%近くかった状況から見れば、-20%程度で抑えたことは、ある意味底を打ち始めたのかな?という気がしないでもないです。全体を見ただけであれば。
ブランド別で見ると、やっぱり悲喜交々(ひきもごもご)の状態でありんす。
VW 2823台(前年比 85.2%)
メルセデス 1800台(77.3%)
BMW 1993台(80.2%)
アウディ 1147台(93.8%)
MINI 732台(70.3%)
トップ5を見ればだいたいの傾向が掴めるわけですが、メルセデスとBMWが復調してきたことに加え、やっぱり好調なアウディという構図は、低迷を続けてきた輸入車市場も底を打ったのかな?という気にさせられます。
絶好調とは行かないまでも、パニックになってた消費者が冷静に買い物をし始めたという消費者マインドの変化という側面が強いような気がしますが。
それに対して第2グループはもはやダンゴ状態。
ボルボ 387台(68.1%)
プジョー 314台(57.9%)
フィアット 326台(126.8%)
ポルシェ 330台(113.0%)
フォード 198台(89.6%)
アルファロメオ 134台(81.2%)
ルノー 159台(83.2%)
シトロエン 99台(94.3%)
中でも純粋に売上げを確保しているのがフィアット。
やはり先手先手の施策が功を奏している感じです。
先日プジョーの営業マンと話してた時には、206の乗り換えが軒並みフィアットとMINIに流れてるなんて話があったので、その辺もうまくキャッチして数字を延ばしているということでしょう。
お見事です。
もうひとつはポルシェの奇跡ですな。
ポルシェオーナーの消費マインドっていうのはよく知らんのですが、そんなに金もってますかね?
カイエンの芸能人需要が極めて高いという要素はあるにしても、やっぱりプジョーより売れるという状況は奇跡というかある意味異常だと思うわけですJK。
さて、毎月おなじみのプジョーさんとボルボさんウォッチングの時間だよ。
5月はどちらも厳しい状況に代わりはないものの、ボルボは2.0Powershiftのバナー広告を大量に投入していた影響か、少し持ち直した感がありますな。
普通に商談するとあまり良い条件は出てこないですが、聞くところによるとC30が3代目プリウスと同じぐらいの条件提示があったとかいう話もあるようなので、乱売傾向は相変わらずなのかもしれませんが。
ただ、ボルボに関しては2009年モデルの本国発注が3月で締められており、現在はその発注ベースの中で商談をするという流れになっているため、思ったような装備、色が選べないという状況があるそうで。
夏以降に2010年モデルの受注が可能になるらしいので、好みの装備でカスタマイズしたいという要望があるのなら、夏以降に商談するのがいいそうです。
まぁ、こんなのはどこインポーターもそう大きくは違わないですが。
対してプジョーさんは絶不調中。
この分だと、来月あたりにフィアットに抜かれます。
ひょっとすると、ポルシェにも抜かれちゃうかもしれません。
今年最後の望みとして満を持して投入された308ccは出足好調とのことですので、振り返ってみれば5月がプジョーのどん底だったね、なんて話しになることを期待したいです。えぇ、ホントに。
そして、非常に判りやすいトピックとしては、ヒュンダイの大ブレーキ。
ヒュンダイ 15台(42.9%)
奇跡はそう何ヶ月も続かなかったというか、レンタカー案件もそろそろ出尽くしたということでしょうか。
15台という先月までの実績は何だったんだという惨状でありますが、これがディーラー販売の方の実需ということなんでしょうな。
ある意味非常にわかりやすい。
ビッグ3関連については、破綻したクライスラーとGMの動きについては国内での取り扱いは特に大きな変更もなく、実際に好きだったら並行輸入も厭わない連中がターゲットということもあるので、大きく落ち込むこともなければ、伸びることもなく淡々と推移していくんじゃないでしょうかね。
DODGEなんかはもう少し頑張ってくれるとおもしろいと思うんですが。
総括すると、出血はやっと止まり始めたので、あとは体力つけてなんとか動けるようになりましょう、っていうのが5月の状況ではないかと思います。
量販車種の大半のメーカーが購入サポートプランを掲げ、とりあえず国産車と同等の条件に並んだことで、特にコンパクトカーなどは検討のテーブルに上がりやすくなった、と。
夏のボーナス商戦がスタートする6月に向けて、少しは活性化が進むと期待しましょう。
ひとつ気になるのが、VWが独自のサポートプランを実施するのではなく、国土交通省に各車種の環境基準の再申請をしようと動いているところでしょうか。
あとちょっとで燃費と低CO2という条件を満たせそうな車種があるだけに、真っ向から日本の基準に合わせようというのは正統的な努力という気がしますが、年内の助成ブームに間に合うかどうかがちょいと気がかりではありやす。
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