シトロエンC1にEV仕様が出現

C1ev.jpg 

懸念してたことがすでに実現しつつある。
以前、EVは家電化するってなことを書いたが、三菱のiMiEVがPSAへのOEM供給するという話が決まったというのに、そのPSAのシトロエンがイギリスのEVベンチャーと組んで、既存車種であるC1をベースとしたEVを開発してきた。

シトロエンC1の電気自動車…英国に245万円で登場

一番気になる航続距離は97-113kmということで、iMiEVの7割程度のパフォーマンスを達成している。
これが実用車としてどうなのかという点については、各国の交通状況によって異なるだろうが、少なくともイギリスの都市部におけるシティコミューターとしての用途は十分満たせるんじゃなかろうか。
問題は、iMiEVとの価格差がどの程度あるのか。

日本では、各種助成を利用することで250万程度に落ち着くといわれているiMiEVの価格だが、PSA向けにより装備を充実し、日本からの輸出に掛かるコストを上乗せすると、iMiEVとC1ev'ieの価格差は意外と開いてしまうかもしれない。

その際にPSAが自社ラインナップの改造車とOEM供給の車種を天秤にかけて、どういった判断を下すことになるのか。
10000台の受注契約を交わしたからといって、うかうかとしてられない三菱の状況。
せめて、今の2倍の航続距離を達成するiMiEV ver2とかを早急に用意するぐらいのフットワークが必要なんだろうなぁ。
(簡単なことじゃないのはわかっているが、それぐらいの競争力が必要ってこと)

応援したい気はあるので、なんとか頑張ってもらいたいもんだ。
 

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