
ついにこの日が来てしまった。
ってことで、スバル最後の砦にして、最後の希望であったところのレガシィワゴン(アウトバック)が発表された。
新型スバル・アウトバックを発表
全長4780mm×全幅1820mm×全高1670mmというサイズは、5ナンバーにこだわった3代目から3ナンバーへと移行して大きな議論を呼んだ現行に比べて、さらにふた周りほど大きくなっている。
このサイズアップの意味するところは、主力市場を北米と欧州に絞り込んだということだ。
ボディを作り分ける体力は今のスバルには無いだろうから、このままのカタチで日本市場に投入されることになるのだろう。
1800mm制限の立体駐車場には、プジョー308と同じようにギリギリで入れることができるだろうが、おそらくスペックだけで判断されてそうした層が離れることは容易に想像がつく。
新型セダン&アウトバックを見ると、メッキの使い方やピラーのデザインが旧世代の韓国車のようなイメージを受ける。
あまり上品とは言えない、という意味だ。

ただし、セダンよりアウトバックの方が破綻が少なく、個人的な印象としては現行レガシィよりはマシになったんじゃないかという気がする。
批判する人もかなり多いだろうが、少なくとも何のアピールもない現行のリアよりは遥かに押し出しが強くなった気がする。
アウトバックとはいえ全高が1670mmもあるということは、かなりSUVチックになったということでもある。
欧州はともかく、北米ではステーションワゴンとしてはもはや市場拡大が難しいため、SUVテイストに振ったということになる。
フォレスターと同等の発想であり、そこにブレはない。
ただ、質感と排気量を上げることで、どれだけ市場が拡大できるのかという点には未知数のところが多い。
少なくとも景気が回復してくれば再びガソリン価格の高騰は訪れるわけで、そんな時代に2.5Lと3.6Lというラインナップが有利になり得ることは無いと思うのだが。
少なくとも日本市場においてはtoo muchだし、サイズの拡大と相まって、おそらく月販700台程度まで落ち込むことになるだろう。
そうなると、スバルという自動車メーカーが日本でビジネスをすること自体、意味がなくなってくるんじゃないか。
当然その先はトヨタへの吸収というストーリーが見えてくるわけだが、むしろその方が立場を明確に出来ていいのかもしれないね。
この記事へのコメント
あいざー
写真だけでは判断できないけど、どことなくやぼったい印象・・・。
海鮮丼太郎
スバル終了?
後:パチもんのウイングロード
ひどすぎる、、、
あぁ
これがレガヲタだ!
なおなお
実車を見れば印象が変わるかもしれないが、
これでいくらだ?
海鮮丼太郎
開発に6年も掛けたわけだしね。
ただ、それがいい出来なのかというのは別の話。
個人的には室内空間がどういう風に変わったかに興味あり。
場合によっては候補になり得るかも。