
検定ビジネスっていうのがあって。
適当に権威のある人、もしくは出版社が主催する、その道の専門知識を競う、だからといって知識以外に何か得することもない自己満足の世界。
ビジネスモデルとしてはこういうものだ。
・出版社は公式検定教科書を発売して儲ける。
・権威に担ぎ出された人は監修料を得る。
・協会は検定試験を実施して受験料で儲ける。
出版と検定主催者を兼ねたりすると余計に利益が出やすくなる。
そのために、より権威のある人を担いで知名度を上げようとする。
本来は検定の知識を実生活に生かして、そのジャンルの知識を一般に広く知ってもらおうという趣旨であるはずなのだが、結局のところは儲けるためだったらなんでもやるよ、っていうのが昨今の検定ブームの実情だ。CAR検とかw
昨今のクイズブームと資格ブームに乗っていろんな検定が行われているのはご存知の通り。
漢字検定なんかは受験者数が多すぎて利益が出すぎて困っちゃう、みたいな状況になるぐらいだし。
で、そんな中で行われましたよ『家事検定』。
ことの発端は、昨年のクリスマスに妻から家事検定の教科書をプレゼントされ、夫婦でどちらが家事の知識を持っているか勝負だ!と決闘状を叩きつけられた事に始まる。
売られたケンカは(勝てそうなら)買う性分ではあるものの、とにかく試験が大嫌いなおいらは受験の1週間前までまったく勉強しないという状態。
まぁ、基本的な雑学知識でなんとかなるだろう、という読みもあったのだが。
で、妻も似たような状況で前日から詰め込み勉強を始めたものの、確かにマナーや料理、洗濯なんかの基本的な知識が抜け落ちていることを自覚できたことは収穫だった。
試験開始10分前まで教科書を眺めてなんとかギリギリ全ジャンルをカバーできたが、多少の不安は残る。
会場は案の定、9割以上女性。
そのダンナと思われる男性が1割以下。
会場が昭和女子大ということもあり、男子トイレが極端に少ない女子大の雰囲気を堪能しつつ準備をする。
で、50分の試験開始。
3択問題が100問。ほとんどが教科書の例題から出題されているので、それほど時間は掛からなかったが、引っ掛けが多かった。
終了しての感想。
悪くはなかった。
結果が出るのは1ヵ月後だが、おそらく7割ぐらいは出来てるんじゃないかと思う。
あぁ、受験のときにこれぐらいの手ごたえがあったらなぁ…
久しぶりにテストで充実感を味わえたのはいい経験だったと思う。
そんなわけで、気分良く帰路につくおいらと暗い表情の妻。
さて、負けたからにはどんなペナルティを課してやろうかと考え中。
10点以上差がついてたら、ビーフストロガノフでも作ってもらおうか。
20点以上差がついてたら…どうしようかねぇ?
この記事へのコメント