
なんかしっくり来なかった。
3008がモーターショーでハイブリッドコンセプトとして発表されて以来、2列5人乗仕様の情報ばかりが出回っていた。
ただ、そのディメンジョンはシトロエンのC4ピカソ(5人乗)と類似しており、過去に何度となく3列シートを開発中という情報が出回っていたのは、アレは一体何だったんだろう?と疑問に思っていた。
よくよく考えれば当たり前なのだが、ホイールベースを延長した3列ロング仕様も遅れて開発中だった、という話。
Peugeot 3008 LWB 7-Seater First Spy Photos
C4ピカソとグランデC4ピカソの関係性と同じく、3008には2列5人乗仕様と、ロングホイールベース化した3列7人乗仕様が用意されることになるわけだ。


スタイリングは2列仕様に比べるとよりミニバンチックにはなっており、ディメンジョンとしては現行プレマシーに近いと思われる。
おそらく車重1.5トンを軽くオーバーしそうなので、エンジンラインナップは2.0HDiとBMW共同開発のターボチャージャー付1.6Lに加えて、より高い排気量のエンジンも乗るかもね、ってな話。
2列仕様が先行してリリースされ、3列仕様は秋のフランクフルトショーで発表とかになる模様。
そうすると2列シート仕様3008の発売が2010年、3列仕様は順調に行っても2011年頃かねぇ。
国内の導入に関してはC4ピカソ同様、2列仕様が輸入されずに3列仕様のみ発売なんてことになるのかもしれない。
クロスオーバーSUV(というより限りなくミニバンに近いが)としては、2列シート仕様も並べてじっくり比較してみたいもんだが、果たして両仕様をリリースする余力が今のPCJにあるかはちょいと疑問だ。
新車の投入スケジュールからすると、今年は308ccとRCZ以外に目立った量販新車の予定はなく、来年は後半に408が間に合うかどうかといった状況のため、穴を埋めるには3008の両仕様を入れるほうが得策だとは思うのだが…
それにしても、3008の情報って2005年あたりから追いかけてきているが、開発に5年以上っていうのも猛烈に長い気がするなぁ。
国産車の新車開発最短8ヶ月なんて極端なニュースが出るくらいクルマの開発期間は短縮傾向にあるのに、この時間の掛け具合ときたらのんきなもんだ。
それだけ熟成に時間を掛けているということは、いいクルマを作るうえでは非常に大切なことではあるが、ひょっとするとPSAというのは開発期間を短縮するノウハウを持ち合わせていないだけなんじゃないか?と不安にもなる。
そこがプジョーの良いところでもあるのだが、買い替えサイクルっていうのもあるからねぇ…
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