デトロイトモーターショーで、2009 International Car Of The Year(ICOTY)が発表された。
ヒュンダイのジェネシスが受賞した北米カーオブザイヤーとは別の賞であるところが笑いどころw
ってことで、ここで選ばれたのが日本の皆さんにとってはなんとも意外な、日産GT-Rである、という不思議。
■International Car Of The year
Nissan GT-R
■International Truck of the Year
Dodge Ram 1500
■EARTH, WIND & POWER AWARDS
Volkswagen Jetta TDI
Ford Escape Hybrid
■Most Environmentally-Progressive Automaker
HONDA
ジェッタは乗用車部門、エスケープはトラック部門でのそれぞれ受賞。
しかし、GT-Rで最大の栄誉を勝ち取った日産は、実はデトロイトショーには出展していないというこの皮肉。
一体誰が授賞式に出席したんかいな?w
しかし、アメリカでGT-Rを望む声は昔から非常に高く、そのために開発したといっても過言ではないGT-Rの受賞は、素直に喜んでいいんじゃないだろうか。
まさか受賞するとは当の日産も思ってなかったかもしれないが、Internationalの観点からGT-Rを選ぶというアメリカのジャーナリスト達も、けっこう気骨があるもんだね。
とはいいつつ、環境に配慮したクルマに対する賞を与えることにも余念がない。
EARTH, WIND & POWER AWARDSで、しっかりジェッタのクリーンディーゼル仕様に賞を与えているし、アメリカ資本の中でフォードが独自に開発して、一応まともなハイブリッドとして世に送り出したエスケープハイブリッドにも賞を与えるという姿勢は評価できる。
絵空事ばかり言ってないで、まずはこうして少しずつカタチとして世に送り出すことが、復活への一番の近道だと思う今日この頃。
なんかフォードは自力で今回の苦境を乗り切る方策を掴んでいるような気がしないでもない。
そして最も環境に優しいメーカーとしてホンダが選ばれているあたり、ホンダのこれからを占うに当たって良いイメージを醸成してくれそうだ。
この辺は一連の環境に配慮したCMやインサイトも影響してるんだろうね。
ってことで、2008年度のCOTYを考えるのならば、環境部門と普通車部門を分けないとそもそも選定できない状況だったよな、っていう考えに辿り着く。
Internationalとはいってもやはり基準はアメリカなので、そもそもトラック部門ってどうなのよ?というツッコミはこの際無しにしよう。
日本のCOTYも来年度は環境部門と普通車部門を分けるよう提言したい。
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