ブラジルのリオデジャネイロに行って来た。
あの、暑くて熱い、リオデジャネイロだ。
初めて行ったはずだったのだが、どうやら2回目だったらしい。
南米大陸突端から北上する旅の途中で立ち寄ったのだが、やはりこの活気溢れる街が大好きだ。
経済発展が著しいリオは、背の高いビルの建設ラッシュで、通りは工事中で穴だらけ。
SUVでそんな穴を乗り越えながら、海岸線の道路を東へと走る。
左はそびえ立った山で、右はすぐそこが海。
波が激しく打ちつけてタイヤを取られそうになるが、これでも天気はいい方だという現地のガイドの笑い声に少し安心する。
1時間ほど走ると、見覚えのある港町に到着した。
漁船は陸に上がっており、今は漁のシーズンではないようだが、観光バスで乗り付けたおばちゃんたちがなにやら楽しそうにレストランに入っていく姿が目に付いた。
クルマを通りの一番奥まで進めると、立ち入り禁止のロープが張ってあった。
前回はここをうっかり突破してそのまま進んでしまったところ、観光船の発着所のところで道が途絶えてしまった。
今回も確信犯的に立ち入り禁止の表示を無視して先に進む。
そうだ、この先にはおいしいシーフードレストランがあるんだった。
昼だというのにワインとロブスターの料理に、飲酒運転になっちまうなぁとか笑いながら食した後、この街を後にした。
帰りは左側が海、右が開発ラッシュでそびえ立つマンション類を見ながらひたすらデジカメで撮影している。
そういえば、運転誰に代わってもらったんだっけなぁ。
リオの街に戻ると、ビジネス街を散策しながらあれこれとみやげ選びをはじめた。
旅はまだまだ長いというのに、日本に送るみやげがいっぱい必要だった。
あぁ、そういえばそこのアメを売ってるおみやげ屋さんで世界地図を買ったんだった。
レジでスターウォーズのTシャツと博物館の写真集を購入すると、320シンガポールドルだという。
あいにく手持ちがなかったので、JCBカードで決済しようと思ったらダメだって言われた。
こんなこともあろうかと、予備にVISAカードを持っていたんだ。
やっぱり、世界に出るんだったらVISAの方が安心だね。
スヌーピーのぬいぐるみをデイパックにくくりつけて、帰りのバスを待っていると、なにやら騒がしい。
どうもバス乗り場で爆弾テロが発生したらしく、しばらくバスの運行は休止だという。
それは困った。これから北へと向かう旅を続けなければいけないのに。
とりあえず1時間ほど時間をつぶしてどうするか考えた。
そういえば、前回もこんなことがあったなぁ。
同じおみやげ屋で買った荷物を抱えて途方にくれたことを思い出した。
しょうがない。こんなのもBLOGネタにはなるだろう、ということで事件現場を写真に収めた。
バスが動けないんだったら、少し観光でもしよう。
ギアナ高地の方にある湖は、すでに凍っていてワカサギ釣りができるという。
そこまでSUVを走らせて釣りを楽しむことにした。
いい天気なんだが、気温は-15℃。
湖面の氷は厚く固まっており、ドリルで穴を開けると厚さ30cmほどはあった。
仕掛けをつけて釣竿をたらし、湖周辺を散歩してみると、川へと流れ出している部分にたどり着いた。
水が流れているということは氷が薄くなっているということに気が付くのが遅かった。
氷を踏み割って冷たい湖面に落ちてしまった。
慌ててもがくものの、厚着していてはなかなか浮かび上がることはできない。
また、氷の下の水流は結構早くて、落ちた穴からずいぶんと流されてしまった。
上を見ると氷のむこうにぼんやりと太陽が見える。
あぁ、やべぇ氷を飛び越えるときは思い切ってジャンプするべきだったよなぁ
っていうか、飛べないと思うんだったら戻ればよかったのに・・・
そんな後悔をしてももう遅い。
おいらはどんどんと流され、暗くなる視界の中で、あぁ、もう死ぬんだなとか思った。
今だから笑い話にできるが、その後まさか落ちたのがプールで、おいらはただ酔っ払ってただけなんだって、なんとも恥ずかしい話だ。
今回はこんなことにならないように、きちんと氷の厚さを測るようにしよう。
さて、かるく笑いも取れたので、バス停に戻ってみると事故からの復旧は完了しており、バスの運行も再開されていた。
いくら不景気だからって、バスに飛び込まなくてもいいじゃないか。
何万人の人が影響を受けると思ってるんだ。
そんなことを考えながら、南米大陸縦断の旅は続く。
あと1ヶ月で帰国だ。
帰ったら就職活動しなくちゃね。
リオデジャネイロから見る富士山の光景は、それはそれはキレイでおいらの心に深く焼きついていました。
リオデジャネイロ。
この暑くて熱い街が、おいらは大好きだ。
また来ることにしよう。
チェ・ゲバラの魂を感じるためにもね。
・・・延々と3時間近く、こんな夢を見ました。
オチはない。
あるはずがない。
しかし妙にリアルな夢だった。
だからどうした。
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海鮮丼太郎
七誌
海鮮丼太郎