ってことで総括的なエントリーは別に書いて、ここではプジョー大反省会ということにしましょうか。
今年のプジョーさんの実績は6,171台と、前年対比25.5%減という大幅ダウンとなってしまいました。
メーカーランキングでは前年と同じく7位をキープしましたが、かつてはアウディやBMWなどと15000台ラインを競い合う第2勢力であったはずなのに、ボルボと共に一歩後退となってしまいますた。
プジョーさんのあゆみ
2000年 10767台(6位)
2001年 12295台(6位)
2002年 15162台(5位)
2003年 15330台(4位)
2004年 12693台(7位)
2005年 10354台(7位)
2006年 10283台(7位)
2007年 8284台(7位)
2008年 6171台(7位)
ボルボと共通しているのは、お互い売る車種はあるはずなのに、実績に結びついていないという点ではなかろうか、と。
ラインナップと顧客ニーズのミスマッチと言ってしまえば元も子もないが、少なくともこうした事態は207の売れ行き状況を見ていれば予測できたことだ。
売れていた時期と何が違うのか?
2002年頃はスマッシュヒットの206シリーズの相乗効果で307シリーズが売れるという好循環が生まれて初の15000台を達成することができた。
それが量販を支える207シリーズのサイズ&価格アップが阻害要因となり、同じ轍を踏んだ308シリーズと相まって相乗効果を生まなくなってしまった。
輸入されるプロダクトを日本市場向けサイズに作り変えるわけには行かないため、残された阻害要因を取り除くことに活路を見出すしかないんじゃないだろうか。
すでにNaviPlusなどの特別仕様でお得感を演出したグレードを出してはいるが、市場が期待するのはその程度のものではないはずだ。
今年の施策をどうするのか。
シトロエンを併売するという荒業は、プジョーの状況を改善するものではない。
今年が正念場であることは間違いないだろう。
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